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ネット株の心理学 (MYCOM新書)ネット株の心理学 (MYCOM新書)
著者:小幡 績
販売元:毎日コミュニケーションズ
発売日:2006-06
おすすめ度:4.0
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まずは、概略から。

第1章 株式投資の常識のうそ
配当重視の株式投資や、長期投資が、投資の王道と言われている。だが、配当は毎年必ずもらえるとは限らない。また、長期投資の場合、長期の展望を予測しなければならず、それが必ず当たるとは限らない。長期で持てば持つほどリスキーになってくる。

第2章 投資家心理で解き明かすネット取引のなぞ
株価は、企業業績の影響をもろに受けるのではなく、投資家の心理に影響をもろに受ける。バブルやバブル崩壊は、これが根底にある。

第3章 ネット株取引の醍醐味
株で儲けたら、車を買おうとか、ブランド品を買おうなどの、さまざまな欲望がバブルを生み出す。ネット取引はそれを身近なものにした。

第4章 デイトレはなぜ儲かるか?
長期投資の場合、塩漬けにしておくと、損失拡大のリスクを持ったまま、日常生活を送ることになるので、精神衛生上あまり良くない。だが、デイトレの場合、1日で損失を確定するので、日常生活に支障をきたさない。

第5章 ネット取引は、なぜ大流行したのか?
インターネットの普及により、格安な取引手数料や、投資情報が手軽に入手できるようになったことが、ネット取引を流行らせた。また、気軽に宝くじを買ったり、競馬の売上が世界の4割を占めるなど、ギャンブル好きな国民性も後押し。

第6章 株はなぜ上がるのか?
投資家は、某国の永遠の繁栄が不可能なことを知っている。だから、東インド会社設立以降ずっと、成長性の一番高いフロンティアを開拓し続けている。それが株価上昇の原動力になっている。

第7章 株式投資で利益を出すための真理
買った後、企業業績を含めたさまざまなニュースにより、投資家に人気が出そうな株を探す。これが、株式投資で利益を出すためのコツ。

第8章 新投資理論:株式投資はマーケティングである
ライブドアの堀江社長が選挙に出馬するのを見て、堀江社長を応援したいと思い、その意味を込めて株を買う人が増えると思ったから、株を買ったというような、株式投資にはマーケティング力が不可欠。

第9章 ネット株取引の将来
株取引がゼロサムゲームという側面を含むことを認識し、そのゲームに負けないように、すべての投資家は注意深く取引すべき。

つぎに、気になったところ。

とくになし。

最後に、まとめ。

まとめ
長期投資=安全ではないと、自分も思います。リーマンショックを体験した人は、誰しも痛感しているじゃないかな。かといって、デイトレも安全とは言えないと感じる。トレードに刺激を求めて、デイトレに選ぶ人もいるだろうし、企業分析をキチンとして、長期投資する人もいるだろうし、自分の性格に合ったトレードに徹するべきだと思う。

ただ、ここで述べられている、長期投資=安全って、はたして本当なの?という、疑いの目を持って物事を見ることはすごく大切だとは思う。

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