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book001 262Jリーグ風―超・消費社会の経済学
著者:粟田 房穂
販売元:ウェッジ
発売日:1994-10
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ワールドカップ開催にちなんで、こんな本を読んだわ。パート1。

相撲
・「間」を大切にする文化
・「巨人」「大鵬」「玉子焼き」に象徴されるような一極集中型
・四角いテレビで事足りる

野球
・各々の役割が決まっているピラミッド型の組織
・「間」を大切にする文化
・企業を中心としたスポーツ
・「巨人」を中心とした一極集中型
・四角いテレビで事足りる
・9回まで行なうため、終了時間が一定でないため、テレビ放送時間枠に収まらない

サッカー
・個々の能力が生かせるフラット型の組織
・「スピード」を大切にする文化
・「ホームタウン制」をうたった地域を中心としたスポーツ
・人気チームに頼らない分散型
・ワイドテレビじゃないと楽しめない
・試合時間は90分間で終了し、テレビ放送しやすい

かんそう
野球のように、各々の役割の決まった企業主体のコミュニティ形成の時代が終わり、サッカーのような、個々の能力が生かせる地域主体のコミニティの時代が、これから来るというお話で、Jリーグはそれを象徴しているものだと(1994年時点)。

地域主体のコミュニティの時代が来ているのは、そうだね。近所に、ショッピングセンターができ、中心街の百貨店まで足を運ばすに、済むようになったし、地元のサッカーチームを応援するなど、近場で娯楽も楽しめるようになった。地元地域ですべてがまかなえてしまう、いい時代になりました。多分これが、安近短消費の原因なんだと思う。

とは言うものの、ホリエモン(男)の逮捕など、最近では、谷亮子選手の政治家と柔道選手の二足のわらじ宣言に、世論大ブーイングですか、出る杭は打たれるというか、個人の主張が通らないというか、日本の村社会っぷりは相変わらずだなと。

ま、私は高倉健並みに不器用なんで、二枚鑑札なんて無理ですがw

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