
販売元:日本経済新聞社
発売日:2005-06
おすすめ度:

クチコミを見る
これは、知識インプットのための読書。
商品取引の基礎知識
・BRICsの台頭により、商品市場の需給構造が変化
・商品価格が上昇した時、儲けられる買い(ロング)だけでなく、下落した時、儲けられる売り(ショート)も可能
・売買動向は、売買高と建玉に注目。前者は、取引の活況度を示すもの。後者は、資金の流入状況を把握できる
・日本の商品取引は、江戸時代の大阪で誕生し、米相場が始まりとされている
原油
・原油:日常生活の様々ところで使われ、世界経済への影響力が強い
・ガソリン:春先に在庫積み増し、8月の行楽、帰省シーズンが最盛期
・灯油:9月頃から在庫を積み増し、冬季が消費の最盛期
貴金属
・金:有事の金とも呼ばれ、他の商品とは異なり、需給分析より、政治・経済分析の方が重要
・銀:デジタルカメラの普及により、写真フィルム需要減少で、二割減
・白金(プラチナ):自動車の排ガス触媒に使用。また、東アジアでは、宝飾品需要
・パラジウム:白金と同様、自動車の排ガス触媒に使用
非鉄金属
・アルミニウム:ロンドン金属取引所(LME)の三ヶ月先物、中国とアメリカの自動車の生産動向と、建築の需要動向に連動
・ニッケル:アルミニウムと同様。LMEの三ヶ月先物、中国とアメリカの自動車の生産動向と、建築の需要動向に連動
穀物
・大豆:アメリカの生産シーズンの春から秋までと、ブラジル・アルゼンチンの生産シーズンの1・2月の天候に影響され、相場が動く
・トウモロコシ:小麦の減産は好材料、小麦の増産は悪材料
農畜産物
・コーヒー;不作時の収穫前に、相場が上昇する傾向。ブラジルの6−8月の気候には注意
・粗糖:中国などの新興国の台頭により、需要は増加傾向。エタノール燃料にも。
・小豆:5−10月は天候相場、11−4月は需給相場。
・ブロイラー:鍋物シーズンの冬は最盛期、また春秋の行楽シーズンの需要も多い。景気動向を受ける外食産業、インフルエンザなど病気発生の影響も
・鶏卵:冬場は需要増、夏場は需要減。インフルエンザの影響も
・冷凍エビ:インドネシア、タイの生産国の影響。また、国際需給と為替相場の影響も。
天然ゴム
・天然ゴム:自動車用のタイヤ・チューブに7、8割に使用。タイ、インドネシア、マレーシアの生産国の影響

コメント
コメントする