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ディズニーランドの経済学 (朝日文庫)ディズニーランドの経済学 (朝日文庫)
著者:粟田 房穂
朝日新聞社(1987-02)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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「Jリーグ風―超・消費社会の経済学」の著者つながりで読んでみた。

東京ディズニーランドの経済効果
大阪万博(1970年) 33,000億
ポートピア(1981年) 20,000億
東京ディズニーランド(1983年開業) 9,800億(毎年)

レジャー産業
日本でレジャー産業という言葉が関心を集めだしたのが1960年頃の高度経済成長真っ只中。1965年ごろから社会全体に浸透しはじめる。1975年頃に成長が一服し、モノからココロの時代へ、レジャーも質を求める時代になった。この頃にディズニーランドが生まれた。

ディズニーランド以外に繁盛しているレジャー施設ありませんねえ。日本人は勤勉だから、これが仇となって、良質なレジャー産業が生まれないのかなあ。

ソフト経済社会
ソフト経済社会の指標と言われる、第三次産業就業者の人口の割合が50%を超えたのは、1975年頃。やはり、レジャー産業の量から質へ移行した時期と被る。しかし、ソフト経済化には、底の知れないような得体の知れなさ、いかがわしさがつきまとう、デメリットがある。

パチンコ屋をいかがわしく思い規制強化したり、ライブドアを虚業と言ってホリエモン逮捕したり、ソフト経済化をよく思っていない傾向あるよね。そうそう、最近はモバゲーとかもw 日本人はものづくりが大事で、形がないとダメみたいな。これがサービス産業の発達しないひとつの原因なんだろうな。

現代のまつり
まつりの語源は、神を祀ること。神様がミッキーマウスで、お神輿がエレクトリカルパレードといったところか。現代版のおまつりとも言える。

昔のお祭りを、現代風にアレンジしたのが、ディズニーランドという感じですかね。

ひとこと
東京ディズニーランドの開業を境に、モノを求める時代から、ココロを求める時代に変わりましたよ、というお話。

これを読んで思ったのだが、日本人は仕事と余暇のバランスの取り方が、まだまだ下手なんじゃないかと思う。それが、自殺者や精神患者を増やしているではないかな。もっと、不真面目になればいいのに。

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