株式相場は堅調ですが、市場内部で「株価が下落するリスク」に備える動きもみられており、注意したいと思います。
図表2は、米国株(S&P500指数)と日本株(TOPIX)の推移を上段に示し、オプション市場の「プットコールレシオ」と「ブラックスワン指数」を下段に示したものです。
「プットコールレシオ」は市場で見積もられている予想変動率を示しているとされます。
11月と12月は米国株が最高値を更新したことで、予想変動率が低下した状況がわかります。
一方、ブラックスワン指数(SKEW Index)は、「株価が大幅に下落する確率÷株価が大幅に上昇する確率」を指数化したものとされます。
ブラックスワン指数が上昇する局面は、オプション市場で「株価の大幅下落を警戒する投資家が増えている状況」を示します。
投資家が「ブラックスワン(まさかの黒い白鳥)」が出現することを恐れると、ブラックスワン指数が上昇しやすいと言われます。
本年は、2〜3月のパンデミック危機、6月の感染第2波不安、大統領選挙直前などで上昇した経緯があります(図表2)
米国市場のブラックスワン指数が上昇している背景は
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/30190
ブラックスワン指数は初耳です。
様々なテクニカル指標がありますよね。
S&P500指数のオプション取引において、コール(買う権利)に対するプット(売る権利)の需要の高さを見る指標。
フラットの状態は100で、140以上になると危険水域と言われる。
最高値は153.66で、英国ブレグジット決定のタイミング。
本年2〜3月のコロナショックが起きた直前の12月に、140以上になったのが記憶に新しい。
ブラックスワン指数は、恐怖指数で有名なVIX指数と同様に、ボラティリティの高まりを分析する数値。
そのためVIX指数とセットで判断すると精度が高まります。
SKEW指数(ブラックスワン指数)が
— OL投資家☆ちえ (@olinvestorchie) September 15, 2020
140以上になると、暴落や調整がやってくる率が高まるのですね📝
確かに過去をたどると、、
なるほど❗️コロナの時も、最近も
そうかも?!https://t.co/5OiEhDLHfx
"今"の米国株式市場でチェック必須の指標一覧
— アツ@Bank Sales Trader (@atsutakablog) October 6, 2020
10年名目金利
10年実質金利
ナスダックの先物ポジション
SKEW指数(ブラックスワン指数)
足元のマーケットはこのあたりを意識しているように思います。毎朝のチェック項目に加えることをオススメします。
テクニカル分析全般に言えることですが、他の指数と合わせ技で判断するのが王道です。
そうすると確実性も高まります。
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