ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ:本は読んどけ > 経済本

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    本日は「1冊でわかる!アフリカ経済 押さえておくべき54カ国のすべて」の紹介。

    アフリカ54カ国すべての概要について解説している本。
    ちなみに西サハラを含むと55カ国になります。
    しかし、この国はモロッコと揉めているため含めておりません。

    概要
    ・アフリカについて大雑把に理解可能
    ・私が気になったアフリカの国
    ・興味を持った国を深掘り


    アフリカの大まかなことについて理解するのに持って来いの本。
    アフリカについて全く知らない人にとって入門書として最適です。
    多民族国家で紛争が絶えない。
    そして石油、レアメタルなど資源が豊富なイメージ。
    現在、中国を筆頭に資源争奪戦が起きている地域。

    私が気になったアフリカ国家の一覧がこちらになります。
    ・アフリカで唯一、日本から直行便のある「エチオピア」
    ・IT国家として変貌中の「ルワンダ」
    ・ハイパーインフレ地獄で知られる「ジンバブエ」
    ・アフリカのサッカー強豪国「カメルーン」
    ・チョコレートとサッカーで有名な「ガーナ」
    ・ゾマホンの母国「ベナン」
    ・シーラカンスの生息地「コモロ」



    この本で54カ国の中であなたが気になった国をまずは発見します。
    興味が沸いた国の関連書物を読み、深掘りしていくのが良いと感じます。

    1冊でわかる!アフリカ経済 押さえておくべき54カ国のすべて
    ワールドエコノミー研究会
    PHP研究所
    2015-07-10


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    自動車の社会的費用を具体的に割り出し、それを内部化する方法を探った本。社会的費用とは、交通事故や公害などにより社会全体あるいは第三者が被る損失のことを指す。

    この本が書かれた1974年頃は交通事故や公害より、モータリゼーションを重視した時代。この時代に問題を提起したのはスゴイと感じます。そして、著者の宇沢弘文氏は日米で教授を務めていた。そのため、日米の交通事情に精通しており、その観点からも述べられている。

    2018年には、地球温暖化の社会的費用を算出したウィリアム・ノードハウス氏がノーベル経済学賞を受賞している。宇沢弘文氏は時代を先取りしており、生きていればひょっとしたら?ということを思わずにはいられない。

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    セイラー教授の行動経済学入門
    リチャード・セイラー
    ダイヤモンド社
    2007-10-27


    ‘‘行動経済学’’とは、‘‘従来の経済学(すべての人が合理的に動くことが前提)’’では説明できない現象を解明するもの。この本は数多くの事例を使い、行動経済学についての説明を行なっている。同じ人が書いている『実践 行動経済学』より、競馬、ロト6、株式など、身近なテーマを扱っており分かり易かったです。

    この本を書いたリチャード・セイラー氏はノーベル賞を受賞した人で有名だが、「時価総額の小さい小型株のリターンが継続的に高い」「PBR(株価純資産倍率)が低い株式のリターンは高い」など、アノマリー研究でも有名な人物。

    例えば、毎月分配型ファンド。このファンドを‘‘従来の経済学’’で考えると、実際は損になり、あまり良い商品ではない。一方、これを‘‘行動経済学’’で説明すると、人間は将来の利益より、目先の利益を重視する行動をとる。そのため劣悪商品なのに、なぜか売れてしまう現象が起きている。

    この本を読んで思ったが、人間は目先の利益に騙される傾向があるのかなと。

    現在進行中のコロナショックで、FRBが果敢に何度も利下げを実行している。利下げをすると、国債より株式が有利になり、株価は上昇するはずなのに、実際は群集心理がはたらき暴落。

    このケースも将来の利益を考えずに、目先のことに翻弄されている現象。どこかで再帰性が起き、株価は是正される気がするけど、どうなんやろか?

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    ソロスの錬金術
    ジョージ ソロス
    総合法令出版
    1996-06T


    ジョージ・ソロスの持論である「市場が常に間違っている」ことがバブル景気やバブル崩壊を生み出している。そのことをファンド時代の事例を挙げて解説している本。

    しかも、分厚くて読み応えあるよw

    例えば、ITバブル。1999年に登場した3Gがバブルを引き起こし、その後、牽引役だったワールドコムとエンロンが破綻して終焉。市場はバブルが起きても、いつか崩壊する「再帰性」があると述べられている。

    話は少し逸れるが、現在5G関連が脚光を浴びている。市場は、2000年に起きたITバブルの再来をどこらしか期待しているんでしょうね。

    只今、コロナショックで株式市場は大荒れですが、FRBが利下げを矢継ぎ早にし、金融緩和で市場にお金をジャブジャブ供給している。このケースにおいて、すべての人間が合理的に動く効率的市場仮説ならば、利下げで国債より株式のほうが有利な投資先になるため上昇することが考えられる。

    なので、コロナショックは古典的な金融手法が通用しないと言われるけど、どう考えても少し売られ過ぎな気はします。やはり「市場が常に間違っている」のか?

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