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9/15のオープニングベルのセクター分析は、医療機器業界。

この業界の売上規模は、2兆3825億円。そして、医療機器の分野の内訳は以下のとおり。

医療器具の分野ごと
・治療機器 10864億円
・診断機器 9017億円
・家庭用 3422億円
・歯科用 1522億円

治療機器は、手術などに使用する用具を扱っている企業。主な企業は、次の3社。

主な上場企業(治療機器)
・テルモ(4543) 心臓血管領域に強い
・オリンパス(7733) 内視鏡が収益基盤
・ニプロ(8086) 人工腎臓強い

診断機器は、病気などを早期発見する機器を扱っている企業。診断装置には、X線画像診断装置、CT、PET、超音波、MRIなどがある。

ここではX線画像診断装置にクローズアップして、その分野に強い企業群。

主な上場企業(診断機器)
・日立メディコ(6910)
・浜松ホトニクス(6965)
・島津製作所(7701)
・アロカ(7704)

この中で、浜松ホトニクス(6965)は、X線画像診断装置の部品を国内外問わず、供給しているメーカー。それ以外は、X線画像診断装置を製造している。

そして、その分野の市場シェア。

X線画像診断装置の市場シェア
・GE(GE) 41%
・シーメンス(SI) 26%
・フィリップス(PHG) 22%
・東芝メディカルシステムズ(未上場) 6%
・日立メディコ(6910) 3%
・島津製作所(7701)、アロカ(7704) 1%

日立メディコ(6910)やアロカ(7704)は、GE(GE)などの上位メーカーと同じことをしており、ぱっとしないが、島津製作所(7701)は、画像診断装置のデジタル化(今まではフィルムを現像)やニッチな商品群を生産して、上位組と差別化しており有望。

また、高齢社会の進んでいる日本で、高齢者の医療費負担の軽減という意味で、予防医学は不可欠であり、病気を早期発見する診断装置の分野は、今後要注意かも。

でも、この分野は外資に持っていかれるんだろうなあ。

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