心理経済学のすすめ心理経済学のすすめ
著者:妙木 浩之
販売元:新書館
(1998-12)
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日本経済(共同体)の仕組みが、庇護社会から個人主義社会に変わり、それによって人間に与える心理的影響も変わってきた、と述べた本。

題名から、経済における人間の行動心理について書いてあると思ったので、かなり期待ハズレだった。

庇護社会(ムラ社会)
子供が悪いことをしたら、母親以外の大人も怒ってくれて、共同体内が保たれていた。そのため、父親は仕事、母親は家事という役割分担が成り立った。

また、「口裂けオンナ」などのコワイ話は、各共同体ごとにあり、口裂けオンナが出るから、「おうちに早く帰ろう!」という共同体ルールを守る役割を担った。

個人主義社会
しかし、核家族化が進み、庇護社会(ムラ社会)が崩壊し、以前の仕組みが機能しなくなった。

そのため、これからは父親が家庭の問題に参加し、母親は労働者としての認識をもった方が良い。そして、家庭内では解決できない子供の問題は、カウンセリングや第三者などに相談すべき。

宮崎勤とか、酒鬼薔薇聖斗とか
宮崎勤とか、酒鬼薔薇聖斗とかの事件は、ムラ社会の崩壊により、システム破綻が生じ、起きたものだと。

2011/03/11 11:03:49
大人たちはいつもそうだね。今の若者を育て教育したのは大人たちなのに「最近の若者は」「これだからゆとりは」と非難する。訳がわからないよ #madoka_magica

そういえば、テレビのアホコメンテーターは、ゲームや、アニメのせいにしてたっけw

まとめ
怪談とか、コワイ話が、共同体のルールや、秩序を保つ一助になっていたと。たしかに、自分も口裂けオンナが怖いから、早く家に帰ったもんですよw

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