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「スタグフレーション」―日本資本主義体制の終末 (1978年)
著者:鎌倉 孝夫
河出書房新社(1978-08)
販売元:Amazon.co.jp
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スタグフレーションとは・・・
スタグフレーションとは、経済活動の停滞と、物価の持続的な上昇が共存する状況。

主な原因
・民間の仕事より、官の仕事が多く、雇用調整できず
・固定相場制のため、貨幣の流通が調整できない
・省エネ技術などがないため、資源価格が上昇
・日本(現在の新興国に当たる)の急速な経済発展により、需要拡大
・保護貿易により、モノの動きの鈍化

ヒト、モノ、カネの調整が上手くいかず、イビツな状況を引き起こした。

処方箋
・独禁法強化により、競争を促進
・民需減小を、軍事需要で補う
・海外進出の積極化により、資本も流動的に
・交通網の整備
・教育強化により、技術力アップ

感想
2008年にスタグフレーションの懸念があったけど、その原因は、中国など新興国の急速な経済発展と、中国の固定相場制あたりなのかな?そこら辺の調整が上手くいかなかったのではないかと思う。

スタグフレーションを起こさないためには、ヒト、モノ、カネの動きが、スムーズに行くように、できるだけ干渉がないほうがいいと感じる。そうすると、日本の、郵政民営化の動きの鈍化や、派遣法の改正は、干渉する方向なので、あまり良くない傾向だと思う。

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