Aさん:アイフル株式会社の2026年3月期第2四半期の決算を見ましたが、営業収益が104,454百万円で前年同期比14.4%増と良好ですね。
Bさん:そうですね。営業利益は16,705百万円で84.9%も増加し、経常利益も69.6%増の16,489百万円と、全体的に利益が大きく改善されました。
Aさん:特に、個人向け無担保ローンの営業貸付金が増加しているのが好材料ですね。新規顧客の獲得に向けた広告戦略やデジタル対応が功を奏しているのでしょう。
Bさん:ただ、営業費用が87,748百万円と前年同期比6.7%増えている点は気になります。特に金融費用が31.6%も増えていて、ここが今後の利益に影響を与えそうです。
Aさん:確かに、これだけ利益が伸びている中でもコスト増は注意が必要ですね。また、親会社株主に帰属する中間純利益も76.1%増の12,661百万円ですが、これには税金費用の増加もあるんでしょうね。
Bさん:また、連結範囲に新たな企業が加わった影響もありますし、これが今後の経営にどう寄与するかも重要です。特にSES事業を営む会社の買収が効果を発揮するかもしれません。
Aさん:ただし、クレジット事業の営業利益が前年比52.7%減というのは、大きな損失ですかね。これに加えて、営業貸付金残高の増加が止まるようなことがあれば、さらなる収益性の低下も懸念されます。
Bさん:結論として、アイフルは顕著な収益増を維持していますが、コスト管理やクレジット事業の回復が今後の鍵となるでしょう。投資対象としては、成長のポテンシャルはありますが、リスク要因もあるため慎重に見るべきですね。特に短期的な利益を追求する投資家には注意が必要です。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 8515 | アイフル | 消費者金融 | 金利上昇メリット関連 | 8.69倍 | 2.40% | 10.8% | 1.28倍 | 進捗率50.0%(2Q時点) |

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