以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の大幅な増加
・2025年2月期第3四半期の売上高は4,725百万円で、前年同期比549.4%増と大幅に成長しています。不動産事業が主な牽引役となっています。

2.営業利益の黒字化
・営業利益が前年同期の135百万円の損失から、977百万円の黒字に転換しました。これは経営効率の改善を示しています。

3.純資産の増加
・純資産が前期比1,199百万円増加し、8,773百万円に達しました。これは財務基盤の強化を示しています。

4.自己資本比率の向上
・自己資本比率が前年同期の76.8%から86.9%に改善しました。これは財務の安定性を高める要因です。

5.不動産事業の好調
・不動産事業の売上高が前年同期比746.7%増加し、営業利益も大幅に増加しました。事業用地の売却や買取再販案件が成功したことが要因です。

悪い点
1.再生可能エネルギー事業の停滞
・再生可能エネルギー関連投資事業では売上計上がなく、営業損失81百万円を計上しました。新規案件の仕入れ活動に注力しているものの、成果が出ていません。

2.その他事業の赤字
・その他事業では営業損失36百万円を計上しており、新設子会社の事業費用が負担となっています。

3.短期借入金の増加
・短期借入金が前期比で増加しており、資金調達コストの増加が懸念されます。

4.配当の未定
・2025年2月期の配当予想が未定であり、株主還元の方針が不透明です。

5.全社費用の負担
・セグメント利益の調整額として全社費用が計上されており、これが利益を圧迫しています。

これらの点を考慮し、今後の投資戦略を検討することが重要です。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
8918 ランド 不動産 再生可能エネルギー関連 13.1倍 0.00% 3.23% 5.88倍 進捗率97.0%(3Q時点)




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