以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の増加
・前年同期比16.3%増(948百万円)と堅調に成長。

2.セグメント別収益改善
・「料理飲食事業」で大幅な増益(利益が524.2%増)。

3.業態転換戦略の進展
・新たに業態転換した「じんべえ太郎」ブランドの店舗数が増加し、好調な推移を見せている。


4.キャッシュフローの改善
・現金及び現金同等物が約99百万円増加し、一定の安定性が確保。

5.人流の回復とインバウンド需要
・経済活動の正常化により、来店客数や売上が増加。

悪い点
1.営業損失と純損失の継続
・営業損失57百万円、中間純損失58百万円と依然赤字で推移。

2.固定資産負担の増加
・店舗の工事費用や投資負担が現金流出を招き、キャッシュフロー悪化の懸念。

3.コスト増加
・原材料費、光熱費、人件費の増加が利益を圧迫。

4.全社費用の負担
・管理部門の一般管理費が営業損失に影響。

5.純資産の減少と財務体質の圧迫
・純資産が60百万円減少(649百万円→589百万円)、財務健全性が低下。

2025年6月期第2四半期は、売上高が堅調に拡大し、業態転換により収益改善の兆しが見られるものの、依然として赤字が続いています。
原材料費や人件費の上昇によるコスト負担が課題であり、店舗ごとの収益性向上やコスト削減施策の推進が不可欠です。
財務の安定化と黒字化への道筋が今後の重要なポイントです。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
7585 かんなん丸 大庄FC展開 居酒屋関連 0.00倍 0.00% 0.00% 1.11倍 進捗率-%(2Q時点・赤字縮小)


居酒屋2024 (柴田書店MOOK)
柴田書店
2024-05-07


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