以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の増加:
前期比で約2倍の110.7%増加(994百万円)。メディア事業が特に伸びた。

2.営業赤字の縮小:
営業損失が前年同期比で約48.9百万円減少した(283百万円から235百万円)。

3.新規収益モデル:
メディア事業における「メディア共創企画事業」の立ち上げが順調。

4.店舗展開の拡大:
新店舗「YURINAN 鎌倉」を開店し、IPコラボレーションを強化。


5.株式発行による資金調達:
現金及び現金同等物として70百万円を確保し、財務活動での調達が進展。

悪い点
1.当期純損失の継続:
239百万円の純損失を計上(前年同期から約262百万円改善も赤字が続く)。

2.IP&コマース事業の減収:
一部大型IPコラボレーションの売上減少により影響。

3.自己資本比率の低下:
43.4%から22.0%へと大幅に悪化。

4.営業キャッシュフローの赤字:
227百万円の営業活動キャッシュフローが赤字。

5.利益率の低下:
売上高営業利益率が前年比で大幅に悪化。

2024年12月期決算は、売上高の大幅増加や赤字幅の縮小が見られた一方、IP&コマース事業の課題や赤字の継続、自己資本比率の低下など依然として多くの改善点があります。
特に、メディア共創企画事業やIPコラボを活用した販路拡大、新サービスの推進などで業績改善への道筋を構築していますが、早急なコスト削減や収益性向上策が求められる状況です。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
6177 AppBank 情報サイト運営 サイトメディア関連 0.00倍 0.00% 0.00% 1.33倍 進捗率-%(4Q時点・赤字縮小)


マックスむらい、村井智建を語る。
倉西 誠一
角川アスキー総合研究所
2014-12-16


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