以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の増加:
売上高が前年同期比26.0%増加し、3,857百万円を記録。他の経済環境の影響を受けながらも成長を維持。

2.営業利益と経常利益の大幅増:
営業利益が40.7%増、経常利益が48.8%増加しており、収益性が改善。

3.新規サービスの開始:
「API診断」や「Sasanka」などの新サービス提供を始め、製品ラインナップを拡充。

4.ARRの成長:
ARR(Annual Recurring Revenue)が前年比24.6%増の4,095百万円と安定的な成長を示す。

5.海外展開の強化:
AWS主催のカンファレンス参画などグローバルでのプレゼンス強化に成功。

悪い点
1.自己株式取得による資本減少:
自己株式取得により株主資本が減少し、2024年末時点の自己資本比率が55.3%まで低下。

2.純資産の減少:
純資産が前年末比で116,160千円減少しており、財政面での課題が浮き彫りに。

3.投資活動による資金支出の増加:
無形資産や事業譲受に関連する出費が増え、投資キャッシュフローが前年同期の△106百万円から△175百万円に悪化。

4.借入金の増加:
長期借入金が184,755千円増加し、財務負担が増加している。

5.営業利益率の伸び悩み:
売上高の増加に伴う利益率の改善が一部限定的であり、さらなる効率向上が必要。

株式会社サイバーセキュリティクラウドの2024年12月期は、売上高や利益の大幅な成長や新サービス・海外展開の成功が見られました。
一方で、自己資本比率の低下や財務負担の増加など課題も残っています。
今後は収益成長を維持しつつ、財務改善に注力することが重要です。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
4493 サイバーセキュリティクラウド サイバーセキュリティサービス サイバーセキュリティ関連 40.3倍 0.00% 23.7% 0.31倍 進捗率118.9%(4Q時点)




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