以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上の大幅増加
第1四半期の営業収益は46,124百万円で前年同期比15.1%増、新規出店や既存店の業績伸長が寄与。

2.新規出店と既存店改装が成果を発揮
新しい店舗フォーマット「生鮮市場TOP!」や「マミープラス」の新規出店と改装が順調に推進されると同時に、既存店の売上も8.1%増加。

3.惣菜部門の成功
「お弁当・お惣菜大賞2025」で初の全エントリー部門受賞を達成、全国的な認知度向上に成功。


4.業務効率化
人員配置を効率的に進めるため、「LSP(Labor Scheduling Program)」や「RPA」によるデジタル投資が人件費の適正推移に寄与。

5.地域貢献と社会活動への取り組み
児童画コンクールや補助犬啓発活動による「心のバリアフリーサポート企業」認定など、CSR活動に積極的に参加。

悪い点
1.利益の減少
営業利益(2.9%減)や経常利益(5.1%減)などに陰りが見られ、収益性に課題。

2.先行投資によるコスト増
新規出店や改装の設備投資、人件費増加が短期的に利益を圧迫。

3.負債の大幅な増加
買掛金やリース債務の増加などにより、負債総額が前期比10,227百万円増加。

4.純資産比率の低下
自己資本比率が51.6%から46.0%に低下し、財務健全性に注視が必要。

5.温浴事業・葬祭事業のスケール不足
その他事業全体の規模が小さく、収益への影響が限定的。

株式会社マミーマートは2025年第1四半期において、売上拡大と地域店舗の改装および新規出店を推進し、特に惣菜部門の受賞などで成果を上げました。
一方、先行投資の影響で利益が減少し、負債の増加や財務健全性の低下が課題として浮上しています。
中長期的な成長力強化を目指しながら、短期的な収益性改善にも注力する必要があるといえるでしょう。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
9823 マミーマート 埼玉の地場スーパー 生活防衛関連 8.86倍 2.26% 13.1% 0.23倍 進捗率32.7%(1Q時点)




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