以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の増加
・売上高が前年の5,064百万円から6,500百万円へと増加し、28.4%の成長を達成しました。特に、新作タイトル『ブレイクマイケース』のリリースが寄与しました。

https://www.youtube.com/watch?v=c8cJa2c4qvs


2.新規IPの成功
・リリースしたオリジナルIP『ブレイクマイケース』が想定以上の反響を得て、好調に運営を進めていることが報告されました。

3.メディア事業の好調
・グッズ販売やリアルイベントなど、メディア事業の売上が前年を上回りました。『魔法使いの約束』のアニメ放送開始も注目されました。



4.手数料の効率化
・『coly ID』の活用により、手数料が圧縮され、売上総利益の改善に寄与しました。

5.IP全体の成長戦略
・各IPの周年イベントやリアルイベントと連動した運営が積極的に行われ、IP全体の魅力を向上させています。

悪い点
1.継続する経常赤字
・経常損失は前年の794百万円から510百万円へと縮小したものの、依然として赤字が続いています。

2.最終損益の赤字
・当期純損失が546百万円に上り、前年の830百万円から改善したものの黒字化には至っていません。

3.営業活動による資金流出
・営業活動によるキャッシュフローがマイナス413百万円となり、継続的な資金流出が課題です。

4.投資活動による大規模な資金流出
・投資活動によるキャッシュフローの支出が1,411百万円に達し、現金残高を大きく押し下げました。

5.新規開発へのリスク
・新規ゲーム開発や大手エンターテインメント企業との協業案件が不透明で、業績予想を非開示としている点は投資家にとっての不安な要因です。

2025年1月期の決算において、売上高は大きく成長を遂げ、IPに基づくゲームやメディア事業が順調に拡大しました。
しかし、持続的な赤字経営や資金流出が続いており、財務面での健全化が課題です。
同時に、新規開発プロジェクトや市場競争の激化に伴うリスクも考慮すると、今後の成長を遂げるためには経営基盤の強化と利益構造の改善が急務であると言えます。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
4175 coly スマホゲーム開発 ゲーム関連 0.00倍 0.00% 0.00% 1.29倍 進捗率-%(4Q時点・赤字縮小)


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