以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上高の増加
・2025年1月期の売上高は7,196百万円と、前年比1.9%増加し、新規店舗の出店やキャンペーンが貢献している。

2.投資活動による成長
・工場設立等に伴う固定資産の増加が見られ、成長に向けた新規投資が進行中である。

3.新規事業の展開
・株式会社GRIP FACTORYの設立により、外部販売による収益獲得を目指すなど、多角化の取り組みが進められている。

4.店舗数の拡大
・年間で直営7店舗、フランチャイズ3店舗の新規出店を行い、成長への意欲が伺える。

5.飲食キャンペーンの実施
・生ビール半額キャンペーンやアニメコラボイベントなど、顧客ニーズに応える企画を実施している。


悪い点
1.利益の大幅減少
・営業利益が前年比99.4%減少し、2百万円とほぼゼロの水準に落ち込んでいる。

2.純損失の計上
・親会社株主に帰属する当期純損失が268百万円に達し、前年同期の247百万円の純利益から急激に悪化している。

3.キャッシュフローの悪化
・営業活動によるキャッシュフローがマイナス209百万円となり、前年の大幅プラスから転落している。

4.財務基盤の悪化
・自己資本比率が56.0%から55.3%に低下し、1株当たり純資産も減少している。

5.特別損失の増加
・減損損失が222百万円、店舗閉鎖損失や資産除却損などを計上しており、収益構造に課題がある。

2025年1月期の決算では、売上高が微増となったものの、原材料費や人件費の高騰、減損損失の計上が響いて利益面で大きな悪化が見られました。
キャッシュフローも大幅なマイナスとなり、財務基盤がやや弱体化しています。
一方で、新規店舗の出店や施設投資、新事業の開拓など、将来的な成長に向けた取り組みは続けられています。
2026年1月期では、既存店の改善や新規事業の収益化を進め、利益の回復が重要な課題となるでしょう。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
7674 NATTY SWANKYホールディングス 居酒屋チェーン 外食関連 784.8倍 0.00% 12.0% 1.09倍 進捗率-%(4Q時点・赤字転落)




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