Ｔｅｒｒａ　Ｄｒｏｎｅ　４Ｑ　2025/03/14

以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。

良い点
1.売上高の増加
・売上高は前年比49.7％増加し、4,435百万円を達成するなど成長が顕著である。

2.測量・点検事業の好調
・Terra SLAM RTKなどの新製品や屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の投入が市場拡大を牽引している。

3.財務基盤の改善
・資本金及び資本剰余金が増加し、純資産が7,144百万円に達したほか、自己資本比率が75.4％に向上している。

4.農業事業の地域拡大
・インドネシアやマレーシアといった国々で、大手企業との連携による農業プロジェクトが進捗している。

5.災害対応事業への強化
・Terra DX Solutions株式会社の子会社化により、災害復旧分野におけるドローン活用が期待される。

悪い点
1.営業損失の増加
・営業損失が前年の243百万円から627百万円に拡大しており、収益性に課題がある。

2.親会社株主帰属の純損失
・純損失が前年比で悪化し、474百万円に達している。

3.キャッシュフローの悪化
・営業活動および投資活動によるキャッシュフローが大幅なマイナスとなり、資金繰りに懸念が残る。

4.投資費用の増加
・持分法関連会社株式の取得や固定資産の増加などで、投資活動による支出が拡大している。

5.運航管理セグメントの低成長
・UTM市場での売上が減少し、収益改善が課題として挙げられる。

2025年1月期は売上高の成長や財務基盤の改善が見られた一方、利益面では大幅な損失が続き、資金繰りや運航管理セグメントの収益改善が課題となっています。
ただし、災害復旧事業への本格参入や測量・点検事業の拡大が、次期以降の業績向上に寄与する可能性があります。
今後は収益性確保と費用の見直しが重要となるでしょう。

証券コード	社名	業種	関連銘柄	PER	配当利回り	ROE	PSR	進捗率
278A	Ｔｅｒｒａ　Ｄｒｏｎｅ	ドローン関連ハード・ソフト開発	ドローン関連	0.00倍	0.00％	0.00％	18.8倍	進捗率-％(４Ｑ時点・赤字拡大)