Aさん:「三十三フィナンシャルグループの第1四半期決算を見たけど、どんな良い点と悪い点があったの?」

Bさん:「まず良い点から説明するね。経常収益が前年同期比19.1%増の21,704百万円となっていて、特に貸出金利息の増加が寄与しているんだ。また、親会社株主に帰属する四半期純利益も2,789百万円で8.1%増加した。」

Aさん:「それは良いね。他には?」

Bさん:「包括利益も9,167百万円に回復していて、前年同期はマイナスだったことを考えると大きな改善だよ。特に投資証券の評価が改善したことが影響しているね。」

Aさん:「でも、悪い点もあるんじゃないの?」

Bさん:「そうだね、経常利益は3,763百万円で2.6%の微増だけど、利益率があまり改善していないのが気になる。また、預金利息が増加したため、資金調達費用が前年同期比で大きく増えていることも懸念材料だ。」

Aさん:「その資金調達費用の増加はどう影響するの?」

Bさん:「預金利息が前年の221百万円から1,778百万円に跳ね上がったから、全体の経常費用も増加。利益を圧迫する要因になるかもしれない。さらに、リーシング部門では経常収益が少し減少していて、将来の成長の課題となる部分だね。」

Aさん:「財政状態はどうなの?」

Bさん:「総資産は4,562,974百万円で増加している。一方、純資産も213,549百万円に増えていて、自己資本比率も4.6%から4.5%に改善している。これは安定的な財務基盤を示しているね。」

Aさん:「この状況で投資対象としてどう評価すべき?」

Bさん:「全体的には利益が増加しているのはポジティブだけど、経常利益の伸びが鈍化している点や今後のコスト高が懸念される。そのため、短期的にはリスクがあるものの、長期的には安定した基盤を持っているため、成長を期待して投資する価値はある。ただし、慎重に市場動向を見守る必要があるかもしれないね。」

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
7322 三十三フィナンシャル 三重地盤の地方銀行 金利上昇メリット関連 8.22倍 3.65% 4.13% 1.22倍 進捗率24.0%(1Q時点)


消える地銀 生き残る地銀
野崎 浩成
日本経済新聞出版
2020-09-09


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