Aさん: 今日はサイバーセキュリティクラウドの2025年12月期第2四半期決算について話しましょう。まずは良い点から教えてください。

Bさん: 売上高が前年同期比31.2%増の2,418百万円と成長しているのは良いニュースですね。特に、自動運用ツール「WafCharm」やフルマネージドセキュリティサービス「CloudFastener」の受注が好調でした。

Aさん: それに加えて、連結子会社化したデータプライバシー関連の「DataSign」も、新たな収益源として期待されますね。また、自己資本比率が75.1%まで上昇しているのも、お金の使い方として健全です。

Bさん: 確かに、自己資本比率が高いのは安心材料です。しかし、営業利益が476百万円で、前年同期比で2.6%減少しています。利益が横ばい傾向で、ここには注意が必要です。

Aさん: その点は気になりますね。経常利益も428百万円と22%減少していて、純利益も311百万円で16.5%の減少です。営業外費用の増加が影響しているようですが、全体として利益が減少しているのは嫌な兆候です。

Bさん: そうですね。また、キャッシュフローも投資活動での支出が多く、354百万円と大きくなっています。その一方で、営業活動から得られた資金は342百万円で、安定していると言えます。

Aさん: 結局、成長は見られるものの、利益面では厳しい状況が続いているわけですね。事業の将来性はありそうですが、利益の安定性が欠けている点は投資家にとってリスクです。

Bさん: 最後に、投資対象として見ると、サイバーセキュリティ市場の需要が高いため、中長期的には成長を期待できますが、利益が減少している現状は懸念材料です。投資を検討する際は、短期的な利益成長の回復を観察することが重要かもしれません。

Aさん: まとめると、今後の成長に期待しつつも、短期的な利益向上が必要ということでしょう。投資をする際は、引き続き業績の動向を注視する必要がありますね。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
4493 サイバーセキュリティクラウド サイバーセキュリティサービス サイバーセキュリティ関連 28.6倍 0.27% 33.1% 4.81倍 進捗率42.8%(2Q時点)


サイバーセキュリティの教科書
Tom Kranz
マイナビ出版
2023-11-28


にほんブログ村 株ブログへ