2025/12/19にホテルエミシア東京立川（東京都立川市曙町）で日本ファルコム<7585>の株主総会が開催されました。
今回は現地に行って参りました。
本日はこれについてのご報告。
定刻14時に株主総会がスタート。
監査法人から計算書などが適正だと説明。
業績などの報告事項、議案の決議事項ともに社長である近藤季洋氏が説明。
まずは当社の概況。
・新作「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-」2024/09/25発売
・「東京ザナドゥ」の新作、「英雄伝説 空の軌跡 the 1st」のリメイクなどを計画
・創業者の加藤正幸氏が逝去
そして質疑応答。
今回は現地に行って参りました。
本日はこれについてのご報告。
定刻14時に株主総会がスタート。
監査法人から計算書などが適正だと説明。
業績などの報告事項、議案の決議事項ともに社長である近藤季洋氏が説明。
まずは当社の概況。
・新作「英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-」2024/09/25発売
・「東京ザナドゥ」の新作、「英雄伝説 空の軌跡 the 1st」のリメイクなどを計画
・創業者の加藤正幸氏が逝去
そして質疑応答。
Ｑ：亡くなられた加藤正幸会長の役割とその引き継ぎ
Ａ：業務としては販売、広報、音楽関係の事業を担当。
一人が引き継ぐのは難しいので分担しながら引き継ぐ。
Ｑ：亡くなられた加藤正幸会長の保有株について
Ａ：現在のところ申し上げることはできない。
決まり次第リリースします。
Ｑ：保有する現預金について
Ａ：現預金は開発や採用関係、人材育成に投資。
Ｑ：東証のグロース市場についての見直しについて
Ａ：プライム市場への移行を検討しているが、現体制ではグロース維持が妥当。
Ｑ：特典付きのパッケージの割合が増えているのか？
Ａ：最近はDL版の比率が上昇しており、特にDLCは海外で好調。
Ｑ：新作の第1弾PVの楽曲は映像との相乗効果が抜群です。発売に合わせて楽曲のフルサイズ版を全世界同時配信していただけないでしょうか？
Ａ：担当者に伝え、今後の参考にします。
Ｑ：軌跡シリーズの終了後に新しいタイトルはありますか？
Ａ：新しいタイトルについては現時点でお伝えできることはありませんが、次のタイトルは必ず開発します。
Ｑ：DLやDLCの売上はライセンス部門に含まれていますが、今年のライセンス18億円のうちどれくらいですか？
Ａ：2024年9月期では、製品部門が25.6％、ライセンス部門が56.3％、デジタル部分（DLとDLC）が18.1％です。
Ｑ：加藤正幸会長の議決権はどう扱われますか？
Ａ：加藤正幸会長が個人で保有していた株の議決権行使は行いません。
Ｑ：『空の軌跡 the 1st』がスイッチで出ることが嬉しいですが、SCや3rdはどうなりますか？
Ａ：SCや3rdについては未定ですが、1stが好評であれば続けたいです。
Ｑ：軌跡シリーズ20周年に伴い、グッズ展開に力を入れるのですか？
Ａ：今年は20周年でファルコムの通販サイトを全面リニューアルし、グッズ担当の専門チームも立ち上げました。
今後の展開に期待してください。
Ｑ：『界の軌跡』のテキストクオリティについて
Ａ：ユーザーの意見は社内で受け止め、議題に上がることがあります。
テキストの癖は多くの人数で書くため、表現の統一性を出す際に似た言葉が連続してしまうことがあります。
Ｑ：コンテンツの世界展開に伴う表現規制について
Ａ：非常に悩ましい問題です。ワールドワイドで売る中で、様々な地域から意見が届きます。
人種に関する要望や、地域ごとの喫煙表現の規制などを考慮しなければなりません。
開発内部ではシナリオライターとゲームデザイナーが定期的に話し合っています。
Ｑ：『イース�� -Proud NORDICS-』は追加要素のあるタイトルですが、どのような方針で発売されるのですか？
Ａ：新規ユーザーを狙ったタイトルとして進めています。
Ｑ：ライセンス売上が製品売上を上回っていますが、製品売上が減るとライセンス売上も減る懸念があるけど、どう考えているのか？
Ａ：ライセンス売上は製品のクオリティによります。
製品開発は非常に重要なセクションであり、批判を真摯に受け止めて今後のアプローチを考えています。
Ｑ：新規ＩＰはストーリー路線なのか、アクションや体験重視なのか？
Ａ：新規ＩＰの方針は各チームによりますが、ストーリーを生かす作品や、ゲームプレイ重視の作品の両方を考えています。
Ｑ：市場の移行や本業に徹することについてどう考えていますか？
Ａ：市場の移行については現時点で明言できませんが、創業者の意志を尊重し、事業を進めていきます。
Ｑ：発売タイトルのペースについて
Ａ：外注を使うことで、グラフィックなどの効率を上げている。
なるべく完全新作のペースを落とさないようにしている。
Ｑ：コロナが落ち着いてきたが、テレワークは導入していますか？
Ａ：開発現場はコミュニケーションが重要で、テレワークによるデメリットもありますが、事情のある方にはテレワークを許可しています。
Ｑ：人材育成や採用についての課題は何ですか？
Ａ：シニアプレイヤーの人数と質が不足しているのが課題です。
ファルコムでは、幅広い業務に対応できるシニアプレイヤーを早期に育成したいと考えています。
Ｑ：株主還元について
Ａ：具体的な目標値は定めていません。
ゲーム市場は変化が大きいため、必要な額を正確に予測するのは難しいです。
Ｑ：ＡＩ利用についてどう考えていますか？
Ａ：ＡＩ利用は敏感な話題であり、慎重に進める必要があります。
中小企業にとってＡＩは開発効率を上げる手段なので、社内での研究や業務は進めています。
Ｑ：『界の軌跡』続編の予定について
Ａ：開発はすでに始まっている。現在、ストーリープロットの段階。
Ｑ： 『イースVIII -Lacrimosa of DANA- モバイル』の進捗
Ａ：Linekongという会社で開発が進められていますが、ライセンスの許諾からかなりの時間が経っています。
私たちは進捗を確認しており、先方からは「もう少しお待ちください」との回答をいただいています。
Ｑ：会社の将来の規模感について、5年後の状況をどう考えていますか？
Ａ：タイトル数を増やしたいと思っています。
現在は年1本の最新作を、いずれは年1.5〜2本を定期的に出せる体制にしたいです。
そのためには開発人員を増やす必要があり、マネジメントできる人材の育成が重要です。
質疑応答終了後、決議事項の採決が行われ終了。
これをもって株主総会は無事閉会しました。
Ａ：業務としては販売、広報、音楽関係の事業を担当。
一人が引き継ぐのは難しいので分担しながら引き継ぐ。
Ｑ：亡くなられた加藤正幸会長の保有株について
Ａ：現在のところ申し上げることはできない。
決まり次第リリースします。
Ｑ：保有する現預金について
Ａ：現預金は開発や採用関係、人材育成に投資。
Ｑ：東証のグロース市場についての見直しについて
Ａ：プライム市場への移行を検討しているが、現体制ではグロース維持が妥当。
Ｑ：特典付きのパッケージの割合が増えているのか？
Ａ：最近はDL版の比率が上昇しており、特にDLCは海外で好調。
Ｑ：新作の第1弾PVの楽曲は映像との相乗効果が抜群です。発売に合わせて楽曲のフルサイズ版を全世界同時配信していただけないでしょうか？
Ａ：担当者に伝え、今後の参考にします。
Ｑ：軌跡シリーズの終了後に新しいタイトルはありますか？
Ａ：新しいタイトルについては現時点でお伝えできることはありませんが、次のタイトルは必ず開発します。
Ｑ：DLやDLCの売上はライセンス部門に含まれていますが、今年のライセンス18億円のうちどれくらいですか？
Ａ：2024年9月期では、製品部門が25.6％、ライセンス部門が56.3％、デジタル部分（DLとDLC）が18.1％です。
Ｑ：加藤正幸会長の議決権はどう扱われますか？
Ａ：加藤正幸会長が個人で保有していた株の議決権行使は行いません。
Ｑ：『空の軌跡 the 1st』がスイッチで出ることが嬉しいですが、SCや3rdはどうなりますか？
Ａ：SCや3rdについては未定ですが、1stが好評であれば続けたいです。
Ｑ：軌跡シリーズ20周年に伴い、グッズ展開に力を入れるのですか？
Ａ：今年は20周年でファルコムの通販サイトを全面リニューアルし、グッズ担当の専門チームも立ち上げました。
今後の展開に期待してください。
Ｑ：『界の軌跡』のテキストクオリティについて
Ａ：ユーザーの意見は社内で受け止め、議題に上がることがあります。
テキストの癖は多くの人数で書くため、表現の統一性を出す際に似た言葉が連続してしまうことがあります。
Ｑ：コンテンツの世界展開に伴う表現規制について
Ａ：非常に悩ましい問題です。ワールドワイドで売る中で、様々な地域から意見が届きます。
人種に関する要望や、地域ごとの喫煙表現の規制などを考慮しなければなりません。
開発内部ではシナリオライターとゲームデザイナーが定期的に話し合っています。
Ｑ：『イース�� -Proud NORDICS-』は追加要素のあるタイトルですが、どのような方針で発売されるのですか？
Ａ：新規ユーザーを狙ったタイトルとして進めています。
Ｑ：ライセンス売上が製品売上を上回っていますが、製品売上が減るとライセンス売上も減る懸念があるけど、どう考えているのか？
Ａ：ライセンス売上は製品のクオリティによります。
製品開発は非常に重要なセクションであり、批判を真摯に受け止めて今後のアプローチを考えています。
Ｑ：新規ＩＰはストーリー路線なのか、アクションや体験重視なのか？
Ａ：新規ＩＰの方針は各チームによりますが、ストーリーを生かす作品や、ゲームプレイ重視の作品の両方を考えています。
Ｑ：市場の移行や本業に徹することについてどう考えていますか？
Ａ：市場の移行については現時点で明言できませんが、創業者の意志を尊重し、事業を進めていきます。
Ｑ：発売タイトルのペースについて
Ａ：外注を使うことで、グラフィックなどの効率を上げている。
なるべく完全新作のペースを落とさないようにしている。
Ｑ：コロナが落ち着いてきたが、テレワークは導入していますか？
Ａ：開発現場はコミュニケーションが重要で、テレワークによるデメリットもありますが、事情のある方にはテレワークを許可しています。
Ｑ：人材育成や採用についての課題は何ですか？
Ａ：シニアプレイヤーの人数と質が不足しているのが課題です。
ファルコムでは、幅広い業務に対応できるシニアプレイヤーを早期に育成したいと考えています。
Ｑ：株主還元について
Ａ：具体的な目標値は定めていません。
ゲーム市場は変化が大きいため、必要な額を正確に予測するのは難しいです。
Ｑ：ＡＩ利用についてどう考えていますか？
Ａ：ＡＩ利用は敏感な話題であり、慎重に進める必要があります。
中小企業にとってＡＩは開発効率を上げる手段なので、社内での研究や業務は進めています。
Ｑ：『界の軌跡』続編の予定について
Ａ：開発はすでに始まっている。現在、ストーリープロットの段階。
Ｑ： 『イースVIII -Lacrimosa of DANA- モバイル』の進捗
Ａ：Linekongという会社で開発が進められていますが、ライセンスの許諾からかなりの時間が経っています。
私たちは進捗を確認しており、先方からは「もう少しお待ちください」との回答をいただいています。
Ｑ：会社の将来の規模感について、5年後の状況をどう考えていますか？
Ａ：タイトル数を増やしたいと思っています。
現在は年1本の最新作を、いずれは年1.5〜2本を定期的に出せる体制にしたいです。
そのためには開発人員を増やす必要があり、マネジメントできる人材の育成が重要です。
質疑応答終了後、決議事項の採決が行われ終了。
これをもって株主総会は無事閉会しました。
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