Aさん: こんにちはBさん。クスリのアオキの第1四半期決算を見ましたが、どう思いましたか?
Bさん: こんにちはAさん。売上高は前年同期比16.1%増の1397億35百万円で、順調に成長していますね。ただ、営業利益が1.0%減、経常利益も1.6%減というのは気になります。
Aさん: 確かに、その点は気になりますね。営業利益が減ったのは、販売費や一般管理費が増加した影響が大きいようです。また、広告やプロモーションのコストも上昇したことが影響していると思います。
Bさん: それに加えて、親会社株主に帰属する四半期純利益も4.1%減少しているので、利益面では厳しそうです。全体的に経費がかさんでいる印象ですね。
Aさん: その通りです。しかし、売上の増加自体は好素材ですし、地域密着型の店舗戦略や、新たなスーパーマーケット事業の買収も成長につながる要因かもしれません。
Bさん: そうですね。香川の地場スーパー「ピカソ」運営のミワ商店を買収したことで、フードカテゴリーは前年比124.6%増と非常に良好な数字を出しています。フード&ドラッグの融合が、消費者のニーズを満たしている証拠かもしれません。
ピカソ詫間店(香川県三豊市)
— ITO (@DENWA_WA_4126) July 10, 2025
ピカソはかつてマルナカのフランチャイジーだったミワ商店が運営するスーパー。同社は先月クスリのアオキの完全子会社となったが、現状はまだアオキのアの字も見当たらない状態。ピカソポークやピカソベーカリーといった独自ブランドは今後どうなっていくのだろうか。 pic.twitter.com/K9UdnnBv2X
Aさん: その一方で、自己資本比率が36.5%と前期の41.4%から低下していますね。負債が増加したのも気になります。特に長期借入金の増加が影響しています。
Bさん: そのため、将来的な利息負担が増加すると、利益率がさらに圧迫される可能性もあるかもしれません。経営環境も競争が激化しているため、慎重に運営していく必要がありますね。
Aさん: 投資対象としては、売上が伸びている点は評価できますが、利益の減少や財務的な不安要素もあるので、現時点では様子見が必要かもしれません。
Bさん: 同感です。短期的にはリスク要因が多く見られますが、中長期的にはフードカテゴリーの強化が成功すれば、パフォーマンス向上のポテンシャルは十分あるでしょう。しっかりとした戦略で進めてほしいですね。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 3549 | クスリのアオキホールディングス | ドラッグストア | 生活防衛関連 | 23.0倍 | 0.45% | 13.8% | 0.74倍 | 進捗率32.1%(1Q時点) |


コメント
コメントする