A: こんにちは、Bさん。バイク王の第3四半期決算について取り上げましょう。


B: こんにちは、Aさん。決算短信を見たところ、売上高が前年同期比で12.7%増加して、28,413百万円に達したのは良いニュースですね。

A: そうですね。営業利益も523百万円に達し、前年同期と比べて86.8%の大幅な増加です。これ、リテール販売とオークション市場が好調だった影響ですね。

B: 確かに、リテールでは、展示台数の減少からの回復が見られたようです。しかし、販売台数が前年並みなのはやや気になります。

A: その点、オークション市場の強さは前向きです。中古車市場が活発で、車両の単価も上昇していますから、収益にはプラス効果があります。ただ、仕入れの優先度が高く、平均粗利額が伸び悩んでいるのが懸念です。

B: また、流動負債は前年度に比べて減少していますが、他方で固定負債が増加しています。このバランスがどう影響するか注視が必要です。

A: そうですね。自己資本比率が53.1%に改善したのは安心材料ですが、固定資産が減少している点は少し気にかかります。また、広告宣伝の見直しで仕入れの効率化が図れたのは評価できます。

B: 業界全体では消費の選択肢が広がっているため、需要の分散化が進んでいることにも注意が必要ですね。特に新規顧客の流入が鈍化し、この状況が継続するかどうかが今後の課題です。

A: 最終的に、バイク王は回復の兆しを見せつつも、競争が激化している市場環境を考慮すると、慎重な姿勢が求められます。投資対象としては、成長のポテンシャルがある一方で、リスクも存在していますね。

B: その通りです。安定した成長と市場環境を見極め、投資判断をする必要がありますね。興味深いですね。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
3377 バイク王 中古バイク買取 リユース関連 37.8倍 2.16% 2.88% 0.22倍 進捗率88.5%(3Q時点)


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2025-08-23


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