A: おはよう、Bさん!最近、セントラル警備保障の2026年2月期第2四半期決算を確認したんですが、どう思いました?

B: おはよう、Aさん!見ましたよ。売上高が38,741百万円で前年同期比11.3%増は良い結果ですね。営業利益も2,533百万円に増えていて、利益も順調に伸びている印象です。

A: そうですね。ただ、親会社株主に帰属する中間純利益が1,698百万円と、前期比で6.6%減少しているのが気になります。これについては、何か要因がありますか?

B: はい、やはり人件費の増加や労働力不足が影響しているかもしれません。警備業界は少子高齢化の影響を強く受けていて、今後も人材確保が課題となっていくでしょう。

A: 確かに、警備サービスの需要は安定していますが、事業環境は厳しい状況ですね。特に、大阪・関西万博の影響で臨時警備が必要な場面が多かったので、これがどう活かされるかが重要ですね。

B: また、セグメント別で見ると、工事・機器販売部門が好調で、売上高は30.7%増と素晴らしい伸びを見せています。これにより全体の利益を底上げする強力な要因になっていると思います。

A: しかし、ビル管理・不動産事業は売上高が減少し、利益も大きく減ってしまっていますね。これは長期的な収益源として考えると懸念事項です。

B: そうですね。また、資産状況を見てみると、総資産が69,350百万円に増加している一方、負債も増えているため、負担が増すリスクもあると思います。

A: 最後に、投資対象としてはどうでしょうか?短期的にはリスクが多いですが、長期的には成長ポテンシャルが感じられますね。

B: 確かに、現状は一定のリスクを抱えているものの、セキュリティ需要の拡大やM&Aによる成長戦略が成功すれば、投資対象としては魅力的な側面もあります。ただ、業界の厳しい環境を考慮すると、慎重な判断が求められます。

A: そうですね。総じて見て、慎重ながらも長期視点での投資は十分に検討に値すると思います。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
9740 セントラル警備保障 警備サービス 大阪万博関連 11.0倍 2.45% 8.42% 0.92倍 進捗率55.9%(2Q時点)


会社四季報プロ500 2025年 秋号
東洋経済新報社
2025-09-18


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