Aさん:最近、株式会社ALiNKインターネットの2026年2月期の第2四半期決算を見たけど、どう思う?良い点と悪い点が目立ったね。
Bさん:そうですね。まず良い点としては、「温泉むすめ」のグッズ販売や温泉地の魅力を発信するイベントが順調に進んでいることが挙げられます。これにより、IPプロデュース事業での売上が前年同期比178%と大幅に増加したのは嬉しいニュースですね。
Aさん:確かに、その成果は大きいね。でも、天気予報メディア「tenki.jp」は、検索エンジンの改定によって検索ランキングが低下し、厳しい状況に直面しているみたい。それが業績に影響を与えているのか。
Bさん:その通りです。tenki.jpのPV数は前年同期比で80.7%と大幅に減少しており、広告収入にも響いています。その結果、売上高が509百万円になったものの、営業利益が49百万円の損失となり、前年同期の営業利益があったのが非常に残念です。
Aさん:営業利益の悪化は、主にソフトウェア開発費用の処理が影響しているみたい。この費用が販売費及び一般管理費として計上されたのも、正常な利益を圧迫していることが考えられる。
Bさん:しかも経常利益や純利益も赤字ですね。特に純利益が57百万円の損失となっているのは、資金面での健全性に不安を与えますね。自己資本比率が77.4%から90.5%に下がったのも気になります。
Aさん:短期借入金の増加も将来的な返済負担を考えるとリスク要因だね。新たなビジネスモデルの構築に向けた投資は重要だけど、資金管理がしっかりできていないといけない。
Bさん:結局、成長戦略の一環である温泉むすめ関連の事業が好調なのに対し、tenki.jpの業績が厳しいという相反する状況。投資対象としてはリスクが高まっている印象が強いね。
Aさん:そうだね。短期的には利益の減少や資金繰りの懸念が強まっているため、投資判断には慎重になるべきかもしれない。業績改善を期待して、様子見するのが賢明かもしれないね。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 7077 | ALiNKインターネット | 天気予報サイト「tenki.jp」運営 | サイトメディア関連 | 32.4倍 | 0.00% | 3.43% | 2.47倍 | 進捗率-%(2Q時点・下方修正・赤字転落) |


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