Aさん: トビラシステムズの2025年10月期の決算について教えてください。良い点と悪い点を詳しく聞きたいです。

Bさん: まず、良い点ですが、全体の売上高は前年比16.6%増の28.05億円、営業利益は同8.1%増の8.98億円と増収増益を達成しています。セキュリティ事業が主力として安定収益を確保しながら、高成長が見られるソリューション事業も大きく貢献しています。特に、トビラフォンBizの販売がカスタマーハラスメント対策需要を受け好調で、前年比で売上が約51%増加しました。また、第4四半期にリリースされた新サービス「サギトレ」は、AI分析を活用した法人向けセキュリティ訓練サービスとして、中長期に収益基盤となることが期待されています。

Aさん: なるほど、それでは課題についてはどうですか?

Bさん: 課題としては、トビラフォンCloudに関連する減損損失が特別損失として計上されました。また、労務費・採用費、広告宣伝費の増加が進み、営業利益率が前年の34.6%から32%へやや低下しています。さらに、今期業績予想では売上が20%成長するとしている一方で、採用費やオフィス移転関連費用の先行投資が重荷となるため、営業利益は前年比12.7%減を見込んでいます。

Aさん: それを踏まえて、投資対象としてはどう評価できますか?

Bさん: トビラシステムズは、特殊詐欺対策などの社会課題解決に注力しており、その成長余地や需要の増加は魅力的です。ただし、成長投資フェーズにあるため直近の利益が減少する見通しです。中期経営計画2028で掲げる売上高60億円、営業利益17億円の達成に向けた進捗には注目すべきですが、短期的な利益成長を重視する投資家には慎重な検討が求められるかもしれません。一方、中長期的には有望な企業と評価できます。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
4441 トビラシステムズ 迷惑電話フィルタリングサービス セキュリティ関連 19.9倍 1.84% 26.6% 4.11倍 進捗率109.1%(4Q時点)




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