A: マーベルの決算、データセンター部門が絶好調ですね!何がそんなに凄かったんですか?
B: ズバリ「AI特需」を完全に取り込んだ点です。彼らの主力は、データを高速でやり取りする「光接続チップ(DSP)」や、特定の顧客向けに作る「カスタムAIチップ(ASIC)」です。今、世界中のデータセンターでAI専用サーバーが爆増していますが、その通信インフラにマーベルの技術が不可欠なんです。
A: 良い点はそこですね。数字で見ると?
B: データセンター部門の売上が前年比21%増の16.5億ドルと、全社の7割以上を占めるまでに成長しました。また、次期(2027年度1Q)の売上見通しも市場予想を大きく上回る24億ドルと出し、AI成長が「一時的ではない」ことを証明しました。
A: 逆に、懸念点や「悪い点」はありますか?
B: 「AI一本足打法」への偏りです。かつての主力だったエンタープライズ・ネットワーキングやキャリア・インフラ(5G関連)部門がまだ完全に回復しきっていません。AIが強すぎるために目立ちませんが、従来のIT投資抑制の影響を依然として受けている事業があるのが弱点です。
A: 利益率はどうでしょう。NVIDIAのように爆発的ですか?
B: そこがもう一つの課題です。粗利率(Non-GAAP)は59%と高いものの、カスタムチップの比率が上がると、汎用品に比べて利益率がわずかに圧迫される傾向があります。開発費も嵩むため、効率的な収益化が今後の焦点になります。
A: なるほど。で、結局「投資対象」として今は買いですか?
B: AIインフラの「心臓部」を握る企業として、長期的な成長性は極めて高いです。特にNVIDIAのGPU同士を繋ぐネットワーク需要がある限り、マーベルは勝ち組に残ります。ただし、現在は期待値が非常に高く、株価も高位にあるため、短期的な調整はあり得ます。「AIバリューチェーンの不可欠なピース」として、押し目(下がった場面)を拾い、2027〜28年度の大きな収益拡大を待つ姿勢が賢明でしょう。
| ティッカーシンボル | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | トピックス | PER | 配当利回り | ROE | PSR |
| MRVL | Marvell Technology, Inc. | ファブレス半導体メーカー | 半導体関連 | AIデータセンター向けの旺盛な需要が背景(4Q) | 32.7倍 | 0.26% | 12.5% | 9.85倍 |
*直近の決算が売上10%以上成長の企業を掲載


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