Aさん:ゴールドマンの1Q決算、利益がすごかったみたいだね!中身を詳しく教えてくれる?
Bさん:一言で言えば「本業の王者が帰ってきた」という内容です。良い点は、メインの「グローバル・バンキング&マーケッツ部門」が絶好調だったことですね。特にM&Aのアドバイザリー業務や株式トレードが過去最高水準で、市場の予想を大きく上回りました。
Aさん:最近の株高や企業の買収意欲が、そのままゴールドマンの利益に直結したわけだ。
Bさん:その通りです。また「アセット&ウェルス・マネジメント」も、運用資産残高が過去最高の3.7兆ドルに達しました。安定して手数料が入るビジネスが育っているのは、経営の安定感を高めています。
Aさん:逆に、悪い点や懸念されるところはどこかな?
Bさん:大きく2つあります。一つは「FICC(債券・為替・商品)」部門の減収です。前年が良すぎた反動もありますが、金利や為替の動きに左右されやすい弱点が出ました。もう一つは、過去数年進めていた「一般消費者向け金融」からの撤退コストです。Apple Card関連の事業売却などで、一時的な損失や収益減が続いています。
Aさん:苦手な分野(消費者金融)を整理して、得意な分野(投資銀行)に再集中している最中なんだね。
Bさん:そうですね。ただ、その過程で経費や貸倒引当金が増加しており、効率性が少し落ちている点は市場からシビアに見られています。
Aさん:なるほど、本業の投資銀行業務が復活して、苦手な消費者金融は切り離し中なんだね。で、結局いま「買い」なのかな?
Bさん:結論から言うと、「景気の波を乗りこなせるなら、非常に魅力的な株主還元銘柄」といえます。
Aさん:具体的にはどのあたりが魅力なの?
Bさん:まず、株主への還元姿勢が凄まじい点です。この四半期だけで約64億ドルも自社株買いと配当に充てています。利益をしっかり株主に返す「株主第一主義」が徹底されているので、長期保有の安心感はありますね。
Aさん:でも、決算が良かったのに株価が少し下がったのが気になるんだけど…。
Bさん:そこがGSの難しいところです。彼らの利益は市場のボラティリティ(変動)に依存するので、投資家は「今は良くても、次はどうなる?」と常に疑っています。今回の下落も、好材料が出尽くしたという見方や、将来の景気後退を警戒した動きですね。
Aさん:じゃあ、初心者には少しハードルが高いかな?
Bさん:そうかもしれません。ただ、投資銀行としての圧倒的なブランド力と、3.7兆ドルまで積み上がった運用資産による「安定収益」の柱は無視できません。株価が下がった局面で拾っておけば、配当利回りの向上も期待できます。
Aさん:つまり、目先の株価の上下に一喜一憂せず、世界最強の銀行の「集金能力」に投資するって考え方だね。
Bさん:その通りです!「派手な成長株」ではありませんが、ポートフォリオに安定したキャッシュフローと、金融セクターの力強さを組み込みたいなら、有力な候補になりますよ。
| ティッカーシンボル | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | トピックス | PER | 配当利回り | ROE | PSR |
| GS | The Goldman Sachs Group, Inc. | 投資銀行 | 金利上昇メリット関連 | 本業のグローバル・バンキング&マーケッツ部門が絶好調(1Q) | 18.4倍 | 2.00% | 0.94% | 2.08倍 |
*直近の決算が売上10%以上成長の企業を掲載


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