サブプライムローンに対して、官では、FRBが金利を引き下げ、資金を供給したり、政府は、サブプライムローン対象者に5年間金利引き上げの凍結を発表したりした。それに対して、民であるシティバンクは、簿外運用会社を連結対象にして、サブプライムローンの焦付きの透明性を確保し、損失処理を本格化しようとしている。
官民ともに、サブプライムローンに矢継ぎ早に対応しており、事態は深刻だが、問題解決は早そうだ。問題解決の速さに脱帽、さすがアメリカとしか言いようがない。年金問題で足踏みしている、どっかの国と大違いだ。
官民ともに、サブプライムローンに矢継ぎ早に対応しており、事態は深刻だが、問題解決は早そうだ。問題解決の速さに脱帽、さすがアメリカとしか言いようがない。年金問題で足踏みしている、どっかの国と大違いだ。
米シティ、簿外運用会社を連結対象に
米シティグループは13日、簿外で運営するストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)と呼ばれる運用会社7社を、2008年1月に連結対象に加えると発表した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けて、SIVはシティに対する信用不安を生む一因となっていた。シティは財務の透明性を確保し、損失処理を本格化する狙いがある。
SIVはコマーシャルペーパー(CP)などで短期資金を調達し、サブプライムローンを裏付けにした債務担保証券(CDO)や住宅ローン担保証券(RMBS)など長期証券で運用。だが保有証券の値下がりで資金繰りが悪化。シティはSIVに資金を融通したり、SIVが発行した買い手のつかないCPの買い取りなどを迫られていた。
07/12/15 日経ネットより