ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ: 本は読んどけ

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    東大合格生のノートはかならず美しい東大合格生のノートはかならず美しい
    著者:太田 あや
    販売元:文藝春秋
    発売日:2008-09-25
    おすすめ度:3.0
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    東大に合格した人のノートを調べて、その共通項を探そうという趣旨の本。共通項は以下のとおり。

    法則1 と とにかく文頭は揃える
    法則2 う 写す必要がなければコピー
    法則3 だ 大胆に余白をとる
    法則4 い インデックスを活用
    法則5 の ノートは区切りが肝心
    法則6 お オリジナルのフォーマットを持つ
    法則7 と 当然、丁寧に書いている
    (文中より)


    まとめ
    東大生は、テストでより多くの点数をとるために、努力する人種。その点数の源泉がノート。だから、そのノートが綺麗に効率よく工夫されているのは当たり前な気がする。我々投資家が、効率よく利益を得るために、どうしたら良いか考えることと一緒だと思う。

    本のオビに、朝日新聞とか、TBSとか、週刊文春とか、マスコミワッショイの文字が・・・。ヤレヤレ┐( ̄ヘ ̄)┌ 題名に釣られて、買ったオレもオレだが(笑)。

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    まずは、概略から。

    すべての情報の集大成はチャートにあり。
    企業の業績、新製品、経営陣などのファンダメンタルの情報は、株価にすべて織り込まれている。

    チャートには、

    ・買い優勢の上昇局面
    ・売り買い拮抗の天井
    ・売り優勢の下落局面
    ・売り買い拮抗の底値圏


    の4つのパターンがある。
    現在、どの局面にあるか判断して、売買しよう。

    ・30週(日)移動平均線を越え、出来高増は、上昇トレンドのシグナル
    ・30週(日)移動平均線を下回り、出来高増は、下落トレンドのシグナル


    そして、タイプ別。

    ・短期トレーダーは、30日移動平均線と、日足を使用
    ・長期投資家は、30週移動平均線と、週足を使用


    強気相場と弱気相場の見分け方は、新高値・新安値、NYSE騰落ライン、新聞・雑誌の見出しなどで判断。

    そして、文中で気になった部分を抜粋。

     株の利回りをベースに、売りの判断をしてはならない。投資家はあまりにもしばしば、ある銘柄が安くなりつつあるときに、高配当であるからという理由でそれを保持するという決定をする。これは愚かなことだ。(文中より)

    昨年、痛いほどそれを理解した。

     10%の配当利回りがあっても、株価が下がって20%の損をすれば、勝利したとはいえないということを忘れないでほしい。(文中より)

    ハイ、忘れません。

     投資家は、躁鬱病患者のようなところがある。躁状態のときには、PERがいかに高かろうと、株を買うための言い訳を見つける。一方、鬱になると、PERがいかに割安水準にあろうとも、株を買うことにしり込みしてしまうのだ。(文中より)

    最近、PERとかPBRとかは、景気の良し悪しのバロメーターだと、思いつつある。
    高ければ、景気が良いし、低ければ、景気は悪いし。

    ほとんどの投資家が生来保守的であり、ゆったりとした静かな生活を望むのに対し、トレーダーたちは、瀬戸際で生きることを好む。彼らは戦いのスリルや、第一線で意思決定するうえで必要な、野心に満ちた緊張を楽しむ。

    お金を儲けるうえで最適なのは投資とトレーディングのどちらかなのかについて結論を下そうと、時間を無駄にすべきでない。最良の道などない。どちらのアプローチも、うまく応用すれば、成功につながる。その代わり、自分がどんなタイプの人間なのか、また、どちらのアプローチが自分に適しているかについて、考えてみるべきである。(文中より)

    オレは、前者のタイプだと思う。
    後者でも、利益を出せる自信はあるが、仕事片手間できる代物じゃない。
    デイトレードって、簡単に利益を出しているように思われがちだけど、神経使うし、結構シンドイ。だから、仕事片手間にはムリ。

    最後に、まとめ。

    まとめ
    最近、おれのバイブルになりつつある本。
    これと、決算書さえあれば、利益を出せる自信がある。
    まあ、最近の相場が良すぎるだけかもしんないが。

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    著者:スタン・ウエンスタイン
    販売元:パンローリング
    発売日:2002-07-31
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    オタク市場の研究オタク市場の研究
    著者:野村総合研究所オタク市場予測チーム
    販売元:東洋経済新報社
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    まず、概略から。

    オタク概論
    オタクとは、こだわりがある対象を持っている人々を指し、消費社会の成熟化により顕在化してきた。

    オタク行動理論
    オタクの行動タイプは、家庭持ち仮面オタク、わが道を行くレガシーオタク、情報高感度マルチオタク、社交派強がりオタク、同人女子オタクの5つに分類される。

    家庭持ち仮面オタクは、小遣いをやりくりながら趣味に没頭するパパが典型。

    わが道を行くレガシーオタクは、趣味に対して独自の価値観を持ち、情報収集や批評などを活発に行なうタイプ。

    情報高感度マルチオタクは、情報に対して敏感で、複数のこだわりのある分野を持っている。

    社交派強がりオタクは、他人を趣味に積極的に巻き込もうとし、趣味の布教活動に価値を見出そうとする人々。

    同人女子オタクは、同人誌など創作活動への参加率が高いタイプ。

    オタクマーケティング論
    まずは、ジェローム・マッカーシーが提唱したマーケティングの4P。

    ・Product(製品)
    ・Price(価格)
    ・Promotion(プロモーション)
    ・Place(流通)

    これだけでは、オタクのマーケティングをするのは限界で、新たなマーケティング手法が必要。それが、3C。

    ・Collection(収集)
    ・Creativity(創造)
    ・Community(コミュニティ)

    さらに、この3Cを活性化されるためには、

    ・Event(イベント)
    ・Holy Land(聖地)
    ・Legend(伝説)

    という装置が必要で、これもオタクマーケティングの補助フレームとして欠かせない。

    オタク事業戦略論
    オタクの商品やサービスに対する深い知識を、一般消費者に対する販促に使ったり、オタクの商品やサービスに対する意見や見る目を、商品やサービス開発に役立てたり、オタクのカスタマイズ好きな特性を、商品やサービスに付加して、企業側はオタクを消費活動に利用すると有益。

    オタク市場の概要
    コミックオタク
    ・市場規模 830億円
    ・特徴 漫画は日本人に数多く好まれているために、すそ野が広い、そのため、オタク勢力も大きい。若年女性層が多いのも特徴。

    アニメオタク
    ・市場規模 200億円
    ・特徴 年齢層は、10代から40代までと幅広い。知識欲や収集欲が強く、男性層が多いもの特徴。

    芸能人オタク
    ・市場規模 610億円
    ・特徴 俳優より音楽アーティストを対象とする場合が多い。また、年齢層は、男女共に20〜30代が多いが、女性の場合、10代、40代以上が多いのも特徴。

    ゲームオタク
    ・市場規模 210億円
    ・特徴 年齢層は、10〜30代で、特に20代男性が抜きん出ている。ゲームに対する「攻略」に重点を置くのが特徴。

    組立PCオタク
    ・市場規模 360億円
    ・特徴 圧倒的多数で男性が占める。最近スペックのPCを組み立てるリッチ系と、在庫処分や中古などの安価なパーツのPCを組み立てるジャンク系に分かれる。前者は、18〜40歳に分布、後者は40代がメインで、まれに15〜18歳にも存在する。

    クルマオタク
    ・市場規模 540億
    ・特徴 クルマオタクのうち、95%は男性。半数は30代。チューンナップや運転技術にこだわる「技術系」、クルマの外装や内装を装飾する「ドレスアップ系」、絶版になった車を整備して乗れるようにする「レストア系」に分けられる。

    AV機器オタク
    ・市場規模 120億円
    ・特徴 音や映像に深いこだわりを持ち、それが高額なAV機器の購入となる。そのため、収入基盤がある程度確立していないとオタクになれず、30〜60代の男性と年齢層が高い。

    ITガジェットオタク
    ・市場規模 80億円
    ・特徴 圧倒的多数で男性が占め、年齢層は20〜30代。携帯電話、PDA、ポータブルAV機器などのITガジェットを数多く所有することが特徴。あと、他の分野のオタクとの間に、これといった相関関係がないのも特徴。

    旅行オタク
    ・市場規模 810億円
    ・特徴 全体的に女性の比率が高く、50代が突出しているのが特徴。また、国内旅行は50代以上、海外旅行は20代が中心。秘境ツアー、リゾートツアー、クルーズ旅行、長期滞在旅行などなど、旅行のこだわりは多岐にわたる。

    ファッションオタク
    ・市場規模 130億円
    ・特徴 男女比率は2:8で、女性が多い。その中で6割近くが20〜30代。最近では、親子で子ども向けの衣服ブランドに熱中するパターンや、「モテたい」願望から高級ブランドに走る30〜40代男性や、「非日常を楽しむ」コスプレなども多い。

    カメラオタク
    ・市場規模 180億円
    ・特徴 40代以上の高齢層に分布し、男性社会。だが、子どもの成長をカメラに収めたいと思う母親がオタク化するパターンも。また、芸能人を撮りたい芸能人オタク、旅行先の景色を撮りたい旅行オタクなどなど、他のオタク分野との相関関係が深いのも特徴。

    鉄道オタク
    ・市場規模 40億円
    ・特徴 ほぼ100%男性で、中学・高校生から60代まで、年齢層は幅広い。鉄道は、幼少のころ必ず興味を抱く対象で、オタク予備軍の層は厚い。最近、インターネットの普及により、この市場は活性化している。

    次に、気になったところ。

    アニメオタクは知識欲、収集欲が強い。また、ハードディスクレコーダーやPCを駆使してTVアニメの録画、編集を行ない、またこれらのファイルを、フォーマット変換・圧縮し、P2Pツールを使ってファイル交換するなど、PCやIT上のリテラシーも相対的に高い。(文中より)

    よく、こんな懐かしい動画持っているよなあ、とたまに感心する。けれど、こういう人たちのおかげで、動画サイトで、懐かしいお宝映像が見られるんだよね。

    女性オタクが独自のパワーを持ち始めたのは、1981年に「少年ジャンプ」で連載が始まり、1983年にはテレビアニメ「キャプテン翼」からだと考えられる。女性たちは、「キャプテン翼」に出てくるさまざまな登場人物にあこがれ、ファンとなり、やがてオタクとなった。(文中より)

    これが腐女子の始まりですね、わかります。

    モーニング娘。は、おにゃん子の素人っぽさを受け継ぎながら、宝塚歌劇団のように入団オーディションと卒業という新陳代謝も取り込むことでファン層を拡大し、ひいては阿部なつみなどのソロアイドルも生み出すほどの勢いとなった。(文中より)

    おにゃん子クラブ以来、おにゃん子を真似たコピー集団が数多くあったけど、どれも力及ばす。でも、モー娘。は、おにゃん子の要素にプラスαを加えて、ヒットさせたんだね。やっぱ、テレ東やなあ(笑)。

    結婚後しばらくして子どもができ、その子どもが鉄道オタク予備軍の年齢になると、かつて鉄道オタクであった父親が、子どもにかこつけて鉄道グッズを買うようになる。仮面ライダーシリーズなどのテレビの特撮番組が、いわゆる”イケメン”俳優を出演させることによって、母親層の関心を引き、視聴率を高めているように、鉄道オタクだった父親の関心を引くことが鉄道関連グッズ業界の新しいマーケティング活動である。(文中より)

    へえ〜、仮面ライダーシリーズのイケメン俳優って、そういうことだったのねえ。

    まとめ
    オタクとは、成熟した消費社会が生み出した産物。だからオタクって、ある国の社会が成熟したかどうかの、ひとつのバローメーターなんだろうね。

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    最新 行動ファイナンス入門最新 行動ファイナンス入門
    著者:ジョン・R. ノフシンガー
    販売元:ピアソンエデュケーション
    発売日:2002-08
    おすすめ度:4.0
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    まずは概略から

    第1章 心理学とファイナンス
    伝統的ファイナンスは、人が合理的に行動することが前提にあった。それに対して、行動ファイナンスは、実際に人々がどのように行動するかが前提にある。それが、不合理な行動や、バイアスという誤りをおかす。

    第2章 自信過剰
    まずは、自信過剰。自信過剰になると、投資情報の正確性や投資情報の分析能力を過信してしまう。そこにバイアスが生まれる。

    第3章 後悔への恐怖とプライド
    後悔に対する恐れや、プライドの保持。それが、利確のタイミングが早すぎたり、損切りのタイミングの遅さを生み出す。

    第4章 過去の経験
    過去の経験が、その後の投資活動に影響すること。株式市場では、利益を得た後では、人は大きくリスクを取る「ハウスマネー効果」と、損した後では、人はリスクを取らなくなる「スネークバイト効果」が生じる。これが、バブルやバブル崩壊を引き起こしている。

    第5章 メンタル・アカウンティング
    メンタル・アカウンティング。メンタル・アカウンティングとは、収入の名目や使途などで別々にお金を評価してしまうこと。それが、年利10%のMMFに投資し、金利15%の3年カーローンを組んで新車を買う愚をおかしてしまう。

    第6章 ポートフォリオ構築への影響
    現代のポートフォリオ理論は、許容なリスクで富を最大化するポートフォリオを発見できる。だが、投資家は、メンタル・アカウンティングによって、個々の目的に対して、個々の資産に割り当ててしまう。

    第7章 代表性と慣れ
    代表性と慣れ。まずは、代表性。代表性により、投資家は、収益率が高く、売上高の成長率が良い、マネジメントの抜群な「良い企業」と、他よりも株価が上昇する「良い投資」を混同してしまう。

    次に、慣れ。慣れによって、投資家は自分の身近な企業や国に投資してしまう。ポートフォリオ理論では、米国:日本:英国=48:27:14の割合で分散すればいいが、自国メインで分散してしまう。

    第8章 投資活動の普及と熱狂
    投資活動の普及と熱狂。投資活動の普及によって、投資クラブも増加中。心理的バイアスを取り除いた厳密な分析をする投資クラブはパフォーマンスは良く、そのようなことを重要視しない投資クラブはパフォーマンスはあまり良くない。

    そして、市場の熱狂によるバブル。最近では、インターネットバブル。鉄道バブル、連邦準備制度バブル、ニューディールバブル、バイオテクノロジーバブルと歴史は繰り返されてきた。これらは、人々の心理によって引き起こされた。

    第9章 セルフ・コントロールと意思決定
    投資家は、心理的バイアスを理解し、セルフ・コントロールを保ち、意思決定をするべきだ。

    次に気になったところ。

    なし

    まとめ
    これを読んで、人間は、意外と合理的な行動を取っていないことを感じた。それが市場に歪みをもたらし、そこに儲けのチャンスが生まれるんだよね。

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