ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ:本は読んどけ > 経済本

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    平和に暮らす、戦争しない経済学平和に暮らす、戦争しない経済学
    著者:森永 卓郎
    アスペクト(2006-10-24)
    おすすめ度:5.0
    販売元:Amazon.co.jp
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    また、モリタクかよw

    考え方
    ・タカ派 競争社会 軍国主義 中曽根康弘から増殖傾向 小泉純一郎
    ・ハト派 平等社会 平和主義 田中角栄系譜 小渕恵三で絶滅

    小渕首相でハト派が絶滅し、小泉首相あたりから、タカ派が幅を利かせ、平和の象徴である憲法9条の改悪のピンチにあると、モリタク先生は警笛を鳴らしております。相変わらず、タカ派の代表格の小泉、竹中、ホリエモンなどへの批判は、この本の中でも健在ですw

    田中角栄の頃は、経済成長が著しい時期だったから、平等社会でも良かったかもしれないが、現在の成熟社会は、競争社会でないと、新たな価値が生まれないので、これでいいと思う。それに、憲法も時代にそぐわない部分も出てきているので、直すべき所は直した方がいいと感じる。

    日本の米国に対する態度
    沖縄の土地を無料で貸す代わりに、他国に日本が狙われた時に、米国が必ずお守りするという条約を結ぶべきだと、モリタク先生は仰っておられます。確かに、日本の米国に対する態度は、及び腰というか、曖昧というか、そういうところが自分もイヤ。日米関係をはっきりと白黒つけて欲しい。

    ちなみに自分は、沖縄を日本に返還し、米国に出て行ってもらい、自国は自国で守る方がいいと思う。あっ、おれタカ派だw

    感想
    タカ派認定された自分にとって、反対意見を知る貴重な存在なんだよね、モリタク。ハト派の意見を知ることができる、いい著書だと思う。モリタク以外に、こういう考えの人だれがいるのかな?

    PS:最近、“感想文”でググって、ここへ辿り着く人が増えています。多分、夏休みの宿題に切羽詰って、ブログの感想を参考にして、感想文を書いちゃおう作戦?と思われます。近ごろは、そうやって宿題済ます人が急増しているのかね。いやあホント、便利な世の中になったもんだw


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    スポーツイベントの経済学―メガイベントとホームチームが都市を変える (平凡社新書)スポーツイベントの経済学―メガイベントとホームチームが都市を変える (平凡社新書)
    著者:原田 宗彦
    販売元:平凡社
    発売日:2002-06
    おすすめ度:3.5
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    ワールドカップ開催にちなんで、こんな本を読んだわ。パート3。

    スポーツの起源
    スポーツは、身体訓練や宗教的儀式が色濃く、神秘的なものだった。それが時を隔て、見世物としてのスポーツとして栄え、サッカー、野球観戦などの「みるスポーツ」、ジョギングなどの「するスポーツ」に分かれ、現代に至る。

    スポーツと都市
    昔は、スポーツイベントは、娯楽や、政治的対話の場を提供する意味合いが濃かったが、現代はそれに、「経済効果」「都市開発」の新たな要素が加わった。

    日本と欧米
    日本の場合、サッカー場や体育館など、箱もの建設のハード面重視に対し、欧米の場合、スポーツイベントを利用し、都市をどのように活性化させるかのソフト面に重きを置く。特に米国は、スポーツ産業の生産規模は15.2兆円で、GDPの2%を占め、産業ランキング13位。

    相撲
    ルールの厳格に決まった格闘技。春夏秋冬の「本場所」の興業と、相撲布教と弟子獲得の「地方巡業」の二部構成。

    ベースボール
    日本の場合、企業の広告塔としての色が濃く、採算度外視。しかも、巨人一極集中型。それに対して、米国は、地域密着で、都市活性化の要素が強く、採算も重視。

    サッカー
    Jリーグは、「ホームタウン制」という地域密着型の欧州の理念に、米国式スポーツビジネスを加えた。サッカーによる、地域活性化の好例は、鹿島(アントラーズ)、磐田(ジュビロ)など。

    プロレス
    ルールで、高手小手な相撲。それの対極にある、台本どおりな展開、盛り上げる演出など、エンターテイメント色が強い格闘技。日本では、「みちのくプロレス」「大阪プロレス」などの地域密着型プロレスも人気。ちなみに、プロレスの本場米国のWWFは、プロの脚本家がキャラクター設定やストーリーを創っているという。

    かんそう
    スポーツと都市の関係性を述べながら、そろそろ日本も、体育館などの箱もの建設のハード重視から、都市活性化にスポーツをどのように活用するかというソフト重視に移行すべきということをうたった、そんなおハナシの本。

    だが、多民族間の闘争の平和利用のために、スポーツは利用され、発展してきた欧米と違って、日本は、単一民族でそういう素地がなく、ハードルが高く難しそう。

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    book001 261Jリーグの経済学
    著者:生方 幸夫
    販売元:朝日新聞
    発売日:1994-02
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    ワールドカップ開催にちなんで、こんな本を読んだわ。パート2。

    Jリーグの概要
    ・ドイツ型スポーツクラブが理念の基本、日本にも、ヨーロッパ型スポーツ文化を根付かせる、そこが始まり
    ・オリンピックの商業化が成功したロス五輪(1984年)をお手本に。スポーツ産業の商業化が始まったのは、ロス五輪からだと言われている
    ・Jリーグは法人だが、日本では稀に見る起業ベンチャー。ちなみに、日本社会は、企業内ベンチャーが多い。
    ・Jリーグで村おこし。成功事例は、鹿島アントラーズと清水エスパルス。
    ・プロサッカーの市場規模は2,100億円。プロ野球の市場規模は5,000億円と言われ、それの5分の2ぐらい
    ・サッカーは個人の能力に負うところが多く、団体の利益のために貢献する競技を得意とする日本人には不向き。野球、バレーボールが強いのは、そのため
    ・サッカーくじで、スポーツ振興

    かんそう
    サッカーって、団体競技だけど、個人競技色が強いのか。日本がサッカー弱いのは、没個性社会が根底にあるのね。監督も、選手も、そんな社会で育ったんだから、いきなり個性出せとか、いわれても無理難題なハナシだし、批判浴びている岡田監督が可哀相だろ、JK。

    やはり、日本人監督じゃなくて、外国人監督の方が、個々の選手の能力を引き出してくれそうで、いいんかなー?あと、個性のある外国人選手を帰化させるとか。

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    book001 262Jリーグ風―超・消費社会の経済学
    著者:粟田 房穂
    販売元:ウェッジ
    発売日:1994-10
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    ワールドカップ開催にちなんで、こんな本を読んだわ。パート1。

    相撲
    ・「間」を大切にする文化
    ・「巨人」「大鵬」「玉子焼き」に象徴されるような一極集中型
    ・四角いテレビで事足りる

    野球
    ・各々の役割が決まっているピラミッド型の組織
    ・「間」を大切にする文化
    ・企業を中心としたスポーツ
    ・「巨人」を中心とした一極集中型
    ・四角いテレビで事足りる
    ・9回まで行なうため、終了時間が一定でないため、テレビ放送時間枠に収まらない

    サッカー
    ・個々の能力が生かせるフラット型の組織
    ・「スピード」を大切にする文化
    ・「ホームタウン制」をうたった地域を中心としたスポーツ
    ・人気チームに頼らない分散型
    ・ワイドテレビじゃないと楽しめない
    ・試合時間は90分間で終了し、テレビ放送しやすい

    かんそう
    野球のように、各々の役割の決まった企業主体のコミュニティ形成の時代が終わり、サッカーのような、個々の能力が生かせる地域主体のコミニティの時代が、これから来るというお話で、Jリーグはそれを象徴しているものだと(1994年時点)。

    地域主体のコミュニティの時代が来ているのは、そうだね。近所に、ショッピングセンターができ、中心街の百貨店まで足を運ばすに、済むようになったし、地元のサッカーチームを応援するなど、近場で娯楽も楽しめるようになった。地元地域ですべてがまかなえてしまう、いい時代になりました。多分これが、安近短消費の原因なんだと思う。

    とは言うものの、ホリエモン(男)の逮捕など、最近では、谷亮子選手の政治家と柔道選手の二足のわらじ宣言に、世論大ブーイングですか、出る杭は打たれるというか、個人の主張が通らないというか、日本の村社会っぷりは相変わらずだなと。

    ま、私は高倉健並みに不器用なんで、二枚鑑札なんて無理ですがw

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