ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ:本は読んどけ > 経済本

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    伊藤元重竹中平蔵などの日本で著名なエコノミストの方々が、経済学の巨匠41人について解説した本。中身は、経済学をつくった巨人たちと、現代経済学の巨人たちとを合体させ再編集したものとなっている。

    人物ガイドの掲載が多少助けになっているものの、人物に対する基礎知識がないと面白く読めないと思います。ある程度、経済学を学んだ人向け。

    しかも、本が分厚くて心折れること請け合いw

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    経済学の古典名著から、現代のベストセラーまで、経済学の名著50冊のアウトラインがまとめられた本。予備校講師が書いた本のため、素人にも分かり易く紹介している。

    経済学の入り口として最適な本。読んでいて気になる著書があれば、さらに手にして読んでみることも一考。個人的には、グリーンスパンの書籍を読んでみたいですw

    ゲーム理論とか、ジョージ・ソロスなど、学生の頃より、投資開始後のほうが経済学書を読んでいる。現在、大学に行った方がいろいろと身につくような気がしてならない。

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    経済は感情で動く : はじめての行動経済学
    マッテオ・モッテルリーニ
    紀伊國屋書店
    2008-04-20


    人間の行動は感情に左右される生き物で、必ずしも合理的な行動をとっていないという内容。それを実例やクイズ形式でわかりやすく解説した本。

    例を挙げると、「拾った1万円の価値」と「汗水たらして稼いだ1万円の価値」を比較した場合、合理的に考えれば価値は同じ。だが、感情が入り交じると後者になるという話。

    言われてみれば、確かに額面通りではないですよねw

    神経経済学にも触れていた。神経経済学とは、人間が感情的行動や合理的行動をするときに、脳がどういう反応をするのかを調べる学問。脳のメカニズムが着々と解明されているのかなと。

    あとは既に知っていたものが多かった。そのため、あまり目新しさはなかったです。

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    貧困と闘う知――教育、医療、金融、ガバナンス
    エステル・デュフロ
    みすず書房
    2017-02-18


    貧困層をどうやって救済すべきかを論じた本。『貧乏人の経済学』と内容はあまり変わらないです。2019年にノーベル経済学賞を受賞した「エステル・デュフロ」「アビジット・バナジー」の著書。

    ランダム化比較試験と言って、化学や物理では当たり前に行なわれている実証実験を、経済問題に対しても活用しようとする試み。それを使って、ひとつひとつの貧困問題を地道に検証しながら開発援助を行なっている。この本は実証例などを用い、そのことを分かりやすく解説している。

    この試験は発展途上国だけでなく、先進国にも応用が利くのではないでしょうか。例えば、日本の生活保護問題。この制度を悪用したり、支援されて当たり前だと我物顔をしているニュースをよく耳にする。こういう人間が少なからず存在する。だから、どういう制度がいいのかを実証実験して、うまい落としどころを見つけて欲しいものです。日本は財政的にも厳しいですしね。

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