
著者:莫 邦富
販売元:海竜社
(2010-02)
販売元:Amazon.co.jp
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これから成長しそうな、中国の都市を紹介した本。地域ごとの把握ができ、勉強になった。
沿岸部編
・寧波市 杭州湾岸上大橋ができ、上海まで二時間圏内になり発展
・南通市 崇啓長江大橋ができ、上海までの物理的短縮を実現。農作物、水産物資源が豊富
・揚州市 潤揚大橋により、上海まで数時間。鑑真、マルコポーロのゆかりの地
・天津市 水陸交通の要衝。北京との連携関係
・済南市 外需から内需拡大へ路線変更で、内需型企業多い済南が脚光
・東営市 勝利油田でウハウハ
・唐山市 天津市、北京市に近い。鉄鋼、鉄道車両など重工業さかん。天津甘栗は、ほとんど唐山産
・保定市 長城汽車が本社を構える。スポーツと芸術を重んじる街
・厦門市 台湾海峡に面する地理的環境が有利。ただし、台湾との緊張状態になるリスクあり
北京、上海近辺だと、発展しやすい印象を受ける。日本で言うと、東京都の周りの、千葉県、埼玉県みたいなもんかな。
中部地域編
・合肥市 製造コスト安く、外資系企業の注目度アップ。「三国志」ファンのロマンただよう街
・撫湖市 国内最大の民営自動車メーカー、奇端汽車の城下町
・長沙市 観光収入が経済発展の支え。足つぼマッサージの街
・武漢市 華中地区最大の都市。交通の要として再認識
・鄭州市 物流拠点。少林寺拳法で有名な少林寺がある街
・洛陽市 観光資源。西にローマ、東に洛陽あり
・累河市 食品加工企業が集まる食品の街。毛沢東思想の村
・南昌市 農耕地の立地に恵まれ、労せず収入を得られるため、創業意欲なく停滞。しかし、政府の改革により覚醒
・九江市 銅、タングステンなど鉱物資源が豊富
内陸部と沿岸部をつなぐ中心部。現在はこの地域に熱い視線。歴史的に有名な町が多い。
西部編
・成都市 寛窄巷子、大慈寺、文珠院など歴史的遺産が豊富
・重慶市 中国最大のオートバイ製造基地
・昆明市 ASEANの玄関口
・蘭州市 シルクロード観光地の中心地
内陸部になればなるほど、何か特徴がないと生き残れない感じがある。
