ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ:本は読んどけ > 世界の国々

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    莫邦富が案内する中国最新市場 22の地方都市莫邦富が案内する中国最新市場 22の地方都市
    著者:莫 邦富
    販売元:海竜社
    (2010-02)
    販売元:Amazon.co.jp
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    これから成長しそうな、中国の都市を紹介した本。地域ごとの把握ができ、勉強になった。

    沿岸部編
    ・寧波市 杭州湾岸上大橋ができ、上海まで二時間圏内になり発展
    ・南通市 崇啓長江大橋ができ、上海までの物理的短縮を実現。農作物、水産物資源が豊富
    ・揚州市 潤揚大橋により、上海まで数時間。鑑真、マルコポーロのゆかりの地
    ・天津市 水陸交通の要衝。北京との連携関係
    ・済南市 外需から内需拡大へ路線変更で、内需型企業多い済南が脚光
    ・東営市 勝利油田でウハウハ
    ・唐山市 天津市、北京市に近い。鉄鋼、鉄道車両など重工業さかん。天津甘栗は、ほとんど唐山産
    ・保定市 長城汽車が本社を構える。スポーツと芸術を重んじる街
    ・厦門市 台湾海峡に面する地理的環境が有利。ただし、台湾との緊張状態になるリスクあり


    北京、上海近辺だと、発展しやすい印象を受ける。日本で言うと、東京都の周りの、千葉県、埼玉県みたいなもんかな。

    中部地域編
    ・合肥市 製造コスト安く、外資系企業の注目度アップ。「三国志」ファンのロマンただよう街
    ・撫湖市 国内最大の民営自動車メーカー、奇端汽車の城下町
    ・長沙市 観光収入が経済発展の支え。足つぼマッサージの街
    ・武漢市 華中地区最大の都市。交通の要として再認識
    ・鄭州市 物流拠点。少林寺拳法で有名な少林寺がある街
    ・洛陽市 観光資源。西にローマ、東に洛陽あり
    ・累河市 食品加工企業が集まる食品の街。毛沢東思想の村
    ・南昌市 農耕地の立地に恵まれ、労せず収入を得られるため、創業意欲なく停滞。しかし、政府の改革により覚醒
    ・九江市 銅、タングステンなど鉱物資源が豊富


    内陸部と沿岸部をつなぐ中心部。現在はこの地域に熱い視線。歴史的に有名な町が多い。

    西部編
    ・成都市 寛窄巷子、大慈寺、文珠院など歴史的遺産が豊富
    ・重慶市 中国最大のオートバイ製造基地
    ・昆明市 ASEANの玄関口
    ・蘭州市 シルクロード観光地の中心地


    内陸部になればなるほど、何か特徴がないと生き残れない感じがある。

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    アメリカの文化や歴史について「早わかりアメリカ―文化が見える・歴史が読める」をベースに興味深い特色を以下に箇条書きでまとめました。

    早わかりアメリカ: 文化が見える・歴史が読める
    松本 利秋
    日本実業出版社
    2000-11-01


    ・多民族国家: アメリカは多民族国家であり、移民国家としても知られていますが、経済的、政治的、宗教的な避難場所としての「避難所国家」という見方もあります。

    ・北部と南部の対立: 奴隷制を巡る北部と南部の対立は、アメリカの歴史の中で重要な要素です。

    ・フロンティア精神: 大陸全体を制覇するだけでなく、アラスカ、キューバ、グアムなど海外へも進出するフロンティア精神があります。

    ・戦争の関与: アメリカは、世界大戦、ベトナム戦争、湾岸戦争など、多くの戦争に関与してきました。

    ・多様な気候: アラスカの寒帯からハワイの熱帯まで、多様な気候が存在します。

    ・農業と工業の中西部: カンザスなどの大穀倉地帯とミシガンなどの大工業地帯が、アメリカの世論を形成しています。

    ・ワスプ(WASP): 「白人」「アングロ・サクソン」「プロテスタント」、すなわち「WASP」がアメリカを代表する民族とされています。

    ・黒人の多様性: 黒人=奴隷というイメージがありますが、自らの意思でアメリカに来た黒人もいます。

    ・人口の変化: 2050年には、全米の23%の人口が南米系になると予測されています。

    ・ユダヤ民族: 少数派でありながらも、商才と互助精神でアメリカに根を下ろしています。

    ・政治の特徴: 共和党は金持ち優遇、民主党は低所得者優遇という特徴があります。

    ・信仰の厚さ: アメリカの95%の人々が神を信じています。

    ・カルト宗教: メインストリームの宗教から外れた人々がカルト宗教に走る傾向があります。
    日本の「宗教=胡散臭い=カルト宗教」とは異なる意味合いです。

    ・銃の文化: 先祖が銃を手に国家を勝ち取った歴史があり、銃はその象徴とされています。そのため、銃の規制よりも取り扱いの指導が優先されます。

    ・アメリカンドリーム: 努力すれば夢を叶えられるという「アメリカンドリーム」があります。

    ・弁護士報酬制度: 敗訴したら無報酬という弁護士報酬制度が、訴訟を起こしやすくしています。

    ・夫婦関係: 夫婦は一心同体であることが理想とされ、海外ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」では、相手を変えながら「自分の人生の50%」を与えるに値する人かどうかを確かめています。

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    マンガ この一冊で中国の歴史がわかる!マンガ この一冊で中国の歴史がわかる!
    著者:たかもち げん
    販売元:三笠書房
    (2000-03)
    販売元:Amazon.co.jp
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    黄河文明から、現在までの、中国の歴史を、マンガで分かりやすく解説した本。

    気づいた点は次のとおり。

    ・最初から最後まで、争い事が絶えない国だと印象を受けた。そのため、軍事力がないと、国がまとめられない。

    ・孔子は、そういう争い事が嫌いだった。それが儒教を生んだのかもしれない。

    ・長江流域で稲作が始まり、米を食べる文化が始まった。

    ・漢時代にウズベキスタンまで遠征したり、三蔵法師で有名な玄奘がインドへ行ったり、野心的な部分を持っている。

    ・資本主義化により、都心部と農村部との経済格差が顕著に。

    ・自治区の面積は、中国本土の45%もあり、そういう方々にも配慮しなければならない。

    最後にまとめ。

    まとめ
    やはり、リスクも考えんとね。

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    マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究マンガ中国入門 やっかいな隣人の研究
    著者:黄 文雄
    販売元:飛鳥新社
    (2005-08-06)
    販売元:Amazon.co.jp
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    お隣の国の中国の人は、実はこんな人だよ、とマンガで分かりやすく解説した本。

    毎度のように、気になったトコを。

    ・南京大虐殺があったが、当時の南京の人口は20万人だったのに、100万人が虐殺されたと、デッチ上げられている。こういう歴史上の曲解も多々あり。

    ・売春による収入は、中国のGDPの10%におよぶと推察される。ちなみに、日本はGDPの約1%ほど。

    ・嫁不足の農村部では、多人数でお金を出し合い、嫁を買い共有する。

    ・農村部は貧しいため、ケシなどの麻薬類の栽培が黙認されている。

    ・中国は、軍事力を握らなければ、政権樹立ができない。中国の歴史を見れば明らか。

    ・中国の食人文化は、黄河文明の誕生とともに生まれる。「西遊記」などにも、食人シーンが数多く登場する。

    ・ダライ・ラマなど、少数民族の動向にも注意しなければならない。

    ・韓国とは、大陸棚と経済水域で争い、日本とは、尖閣諸島で争い、近所迷惑w

    ・一人っ子政策と、愛国教育と、過保護教育によって、自己中心的な人間だけでなく、肥満な子供(子供の15%を占める)も生み出し、現在の子供は心も体も病んでいる。

    ・中国の病院設備は、世界に比べて30年から40年程遅れている。

    ・中国はあまり教育に熱心ではない。中国の上層部は、一般人が教育により賢くなっては困るため、一般人への教育に反対している。

    ・日本がODAで中国を支援しているが、それを中国人たちは知らない。しかも、それが軍事費に使用されている。

    ひとこと
    今まで読んできた本は、中国のプラスのイメージばかりの本だったけど、やはり、マイナスの部分もあるんだよね。国の本質は、その両極面を見て、イロイロと判断しないといけないんだよな。そう思わせた一冊だった。

    韓国とも、経済水域とかで揉めてんだね。敵の多い国だよなあ、中国。なんで日本は、こんな国に気を使うんだろう?中国が悪いじゃん、どう考えたってさ。

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