ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    カテゴリ:本は読んどけ > 心理学本

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    book001 518
    「大衆」の社会心理学―非組織社会の人間行動
    著者:水口 礼治
    販売元:ブレーン出版
    (1992-07)
    販売元:Amazon.co.jp
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    人間の状況
    ・一人でいるとき
    ・何人かと一緒にいるとき

    対人場面や社会環境によって、影響される人間の心理がテーマ。それが社会心理学。

    組織社会と非組織社会
    ・組織社会 一定の役割分担がある集団。学校や会社など。
    ・非組織社会 匿名の不特定多数が、一定の役割を持たずにつどう集団。地震や火災など。

    この本は後者がテーマ。そして、非組織社会を動かす様々な要因。

    流言の心理
    もっともらしくデッチ上げられて流布されたり、善意を持った発言がいつの間にか不本意な方向に歪められていたりする。

    世論
    マスコミ媒体により正確に提供されるもの。しかし、企業や政党は自分たちの行動を正当化するために、世論を操作する場合がある。そのため、世論調査で偏らない標本抽出が大切。

    流行の心理
    流行は一時的なものだが、それが定着し慣習となる場合もある。

    文化とパーソナリティ
    家庭や生活環境が人格形成要因となっているだけではなく、文化・風土・自然という大きな環境要因も人格形成に影響を与えている。

    国民性と県民性
    国ごとに持っている特有の自然風土、生活様式が影響を与えたり、国の中でも地域ごとに、特有の文化があり、それに影響を受けている。

    満足の心理
    人間は普通、自分の満足を最大化するために行動している。そういう意味で、人間は利己的存在。

    援助行動の心理
    人間の社会は共同の社会であり、「もちつもたれつ」の関係にあり、支援などの利他的行動も行なう。

    社会的役割の心理
    人間の一生は、役割分担の一生という意味合いもあり、生存するためには、必然的に何らかの役割がつきまとう。

    余暇の心理学
    仕事によって、自分の個性や能力が抑制されてしまう場合があり、抑制されてしまったものを開放する場が余暇。

    消費の社会心理
    戦後の貧しい生活を知っている世代と、それを知らない世代との間に、消費に対する隔たりがある。

    闘争と共存・共栄の心理
    対人関係において、たびたび相手の出方や利害関係がトラブルのモトとなる。

    まとめ
    相場に役に立ちそうな心理学は、社会心理学なんかな?けっこうピッタリと来たので、この分野の本を読めば、なんかつかめるかもしれない。

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    book001 517
    社会心理学への招待―若者の人間行動学 (有斐閣ブックス)
    販売元:有斐閣
    (1995-09)
    販売元:Amazon.co.jp
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    社会的存在としての個人
    ・アイデンティティには、個人的側面だけではなく、社会的側面もある
    ・国際化社会の現在、異文化への理解も無視できない
    ・宗教との結び付きもなおざりにできない。日本の場合は、信じて深く関わるよりも、「たしなむ」程度がよい

    社会における対人関係・対人行動
    ・言葉によるコミュニケーション以外にも、喜怒哀楽などの感情による非言語コミュニケーションもある
    ・社会はギブアンドテイクで、利己的な部分も必要だが、利他的な部分も必要
    ・たまにゲイもいるけどw、世の中はオトコとオンナ、恋愛という名の対人行動。日本人の恋愛のキホンは「東京ラブストーリー」
    ・利己主義の強い人が多くなり、モラトリアムの長期化が進んだ

    集団・組織と人間
    ・女性の社会進出や、終身雇用の崩壊などにより、会社組織のあり方が変わった
    ・会社組織の状況も変わり、それにより会社に対する個人の帰属意識も変化した

    生活の中での集合・社会現象
    ・最近の流行トレンドは、個性化と自己実現
    ・温室効果ガス削減などにより、環境問題が脚光を浴びる

    まとめ
    これも、期待ハズレの本だったかな。

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    図解でわかる心理学のすべて図解でわかる心理学のすべて
    著者:深堀 元文
    販売元:日本実業出版社
    (2003-04-17)
    販売元:Amazon.co.jp
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    心理学は、人間の行動を発見し、その行動の仕組みを合理的に解明すること。

    これも、頭の整理的な意味合いの書物。

    心理学の誕生とこれまでの歩み(心理学史)
    ・大脳生理学など生命科学・医学からアプローチ。
    ・コンピュータなど情報科学・電子工学からのアプローチ。
    ・政治・経済・文化などマクロレベルからの個人行動のアプローチ。

    現在、この三つのアプローチが重要視されている。

    脳と知覚のメカニズム(感覚心理学)
    視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚の五感から、情報をとらえ、脳で処理される。その中で、情報の九割は、視覚から入ってくる。

    知能と学習の心理学(学習心理学)
    ・本能 生れつき備わっている固定的な行動パターンのこと。
    ・能力 経験・訓練・教育などによって、後天的に身につけたもの。

    感情や欲求の心理学(生理心理学)
    感情には、喜・怒・哀・楽の四つがある。

    そして、欲求には、生理的欲求、安全の欲求、愛情と所属の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求がある。

    性格を見抜く心理学(性格心理学)
    ・キャラクター 先天的に持っているもので、体型と性格には一定の関連がある。
    ・パーソナリティ 後天的に身につけたもので、出生順位など環境によって変化する。

    「人の一生」を見つめる心理学(発達心理学)
    ・結晶性能力 これまでに蓄積された経験や知識に基づいた能力で、かなり高齢になるまで発達
    ・流動性能力 新しいことを学んだり、スピードを要求される能力で、20〜30歳を頂点に衰退。

    男と女をめぐる心理学(性心理学)
    ・セックス もって生まれた生物学的な区分
    ・ジェンダー 育てられ方や社会的環境などの違いによって身につく、心理的・行動的な性

    社会と人間関係の心理学(社会心理学)
    ・集団 家族・会社・学校などの特定の集まり
    ・群集 駅・空港・映画館などの不特定の集まり

    集団や群集に、人間の行動は多大な影響を受けている。

    子どもと家庭の心理学(児童心理学)
    ・両親の役割 子供を守る・しつけ・自立心
    ・父親の役割 自我の確立を促すため、父親関与が必要。母親に任せきりにすると、マザコンを生み出す。
    ・母親の役割 アイデンティティーの確立には、母親の関与が不可欠。特に、幼い頃の母子関係が大切。

    本人も知らない深層心理の世界(深層心理学)
    ・意識 われわれが気づいている心的内容
    ・前意識 普段は忘れているが、意図的に意識化できる心的内容
    ・無意識 われわれが認識できない心的内容

    上記のように、意識は三層構造になっており、下二つが深層心理学の対象になっている。

    心と病気の心理学(臨床心理学)
    ・生れつきのもの 遺伝的に受け継いで発病
    ・成長の過程で形成される素質的なもの 家庭環境、子供の頃の体験などで発病
    ・社会生活のなかで受ける様々なストレス 人間関係、仕事などで発病

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    心理学入門 (図解雑学)心理学入門 (図解雑学)
    著者:久能 徹
    販売元:ナツメ社
    (2000-12)
    販売元:Amazon.co.jp
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    心理学の歴史と方法論(心理学史)
    心理学の父は、ドイツの心理学者、Wヴント。彼の元から巣立っていった心理学者は、アメリカ人が多く、現代の心理学の主流はアメリカ。

    心のメカニズムの心理学(個人心理学)
    感覚・知覚・感情・記憶・学習・知能と言った、個人の心のメカニズムの研究。

    人間の一生と心理学(発達心理学)
    人間の心が時の流れの中で、どのように変化するかを分析。高齢化により、老年期が重要なテーマに。

    ままならない心の心理学(性格心理学と臨床心理学)
    性格は、比較的一貫したその人の行動傾向で、体格と連動する。

    性格は不変なため、変化する環境に不適応のままだと、心の病発症しまう。それに対処するのが、臨床心理学。

    集団と社会の心理学(社会心理学)
    複数の人間が存在する状況(社会的状況)での個人の行動・感情・経験の分析。

    まとめ
    株式投資は、心理的な側面が大きいと思っている。という訳で最近、心理学関連の本を読み漁っている。これは、頭の整理的な意味合いの書物。

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