インドで銀の輸入が急増している。
2022年1~8月の輸入量は前年同期比で40倍にものぼる。
長年、資産の一つとして好まれてきた金(ゴールド)の価格が自国通貨安などで上昇し、比較的安価な銀に手を伸ばす構図が鮮明だ。
若年層を中心に銀買いは今後も続くと指摘する声もあり、銀価格の上昇圧力となりそうだ。
インドには、アクシャヤ・トリティヤ(4〜5月頃)やディーワーリー(11月頃)などの祭典の前に、富と繁栄を象徴する金を購入する習慣があります。
この習慣は、古くからインド文化に深く根付いており、金の品物が選ばれることが一般的です。
銀も、金と同じく装飾品として利用されます。
またインドは、美しい装飾品で有名な国でもあります。
さらに銀は、金よりも価格が安いため、一般的な人々にとって手軽に手に入れることができます。
銀価格は、太陽光発電、医療機器などの産業ニーズと密接に関連しています。
特に、太陽光発電においては、銀は電気伝導性に優れるため、太陽光パネルの材料として利用されています。
また、医療機器にも銀が使用され、抗菌効果があるため、医療現場でも重要な役割を果たしています。
しかし、今後は、銀価格は、これまで以上に、インド経済とも密接に連動することが予想されます。
インドは、世界でも成長が著しい経済大国の1つであり、産業や技術の分野で急速に発展しています。
そのため、銀価格は、インドの需要増加や市場拡大によって、より一層影響を受けることが予測されます。
銀を貯蓄や投資対象として選ぶ場合には、このような動向を注視することが重要です。
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