Aさん:2026年3月期の第1四半期決算を見ると、株式会社アルファポリスの売上高は3,582百万円で、前年同期比16.5%増と好調だね。特にライトノベルでは『余りモノ異世界人の自由生活』の人気シリーズの続刊や、女性向け小説の新作タイトルが売上を牽引しているみたい。漫画でも『強くてニューサーガ』や『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』が好調で、電子書籍の販売数も大きく伸びているようだ。
Bさん:売上は確かに伸びているけど、営業利益は764百万円で、前年同期比7.2%増に留まっているね。特に販売費や一般管理費が増えていることが要因だと思う。例えば、『強くてニューサーガ』や『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』のアニメ化に伴う宣伝費用や、電子書籍販売の拡大に必要な技術投資がコストを押し上げているのかもしれない。
Aさん:それは気になる点だね。電子書籍の販売体制を強化するためには、マーケティングや技術投資が不可欠だから、どうしても費用がかかる。ただ、電子出版市場が堅調に拡大している中で、『余りモノ異世界人の自由生活』のような人気シリーズが引き続き売上を支えてくれるなら、長期的には堅調な成長が期待できると思う。
Bさん:そうだね。ただ、売上増がそのまま利益増に結びつかないのは課題だ。特に固定費が大きい場合、売上増が利益増に直結しないからね。また、自己資本比率が84.7%と非常に高いのは強みだけど、資産の運用効率が低いとも言える。現金及び預金が減少している点も少し気になる。
Aさん:そうだね。資産の運用効率や資金繰りには今後も注意が必要だ。ただ、業績予想では通期の売上高が16,000百万円で、営業利益は3,700百万円と、引き続き成長が見込まれている。特に『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』のアニメ化が決定したことで、2026年にはさらなる売上増が見込めるかもしれない。
Bさん:確かに、アニメ化決定作品が増えることで、関連商品の売上や電子書籍の販売数がさらに伸びる可能性はあるね。ただ、投資対象として考えると、現時点での株価水準や成長性、リスクを総合的に判断する必要がある。短期的には利益の伸び悩みが続くかもしれないけど、長期的には電子出版市場の成長に乗れるチャンスはある。
Aさん:結論としては、現時点では短期的な利益増は期待しづらいけど、『強くてニューサーガ』や『自称悪役令嬢な婚約者の観察記録。』といった人気作品のアニメ化や、電子出版市場の成長に伴う長期的なポテンシャルは評価できるね。投資するなら、市場全体の動向や会社のコスト削減策を注視しながら、長期的な視点で考えるのが良さそうだ。
https://www.youtube.com/watch?v=zjvhn3_wQk0
Bさん:そうだね。リスクとリターンをしっかり見極めて、慎重に判断することが重要だと思う。特に作品のアニメ化や電子書籍市場の動向が今後の鍵になりそうだ。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 4527 | アルファポリス | ネット投稿された小説やマンガの書籍化 | アニメ関連 | 20.9倍 | 1.64% | 15.9% | 3.11倍 | 進捗率20.7%(1Q時点) |




