ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    タグ:オープニングベル

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    11/10のオープニングベルのセクター分析は、鉄道信号業界。

    この業界は、鉄道の運行を総合的にサポートするシステムを開発。以下のようなシステムを開発。

    運行サポートシステム
    ・運行状況監視(司令室) 運行状況の監視指令
    ・電車位置検知 鉄道の位置状況の把握
    ・信号制御 鉄道運行状況によって、信号が変化
    ・踏切制御 鉄道がとおる直前に、踏切制御が作動
    ・速度超過制御(ATS) スピードの出し過ぎを制御

    この業界のプレイヤーは以下のとおり。

    企業名 売上高 信号事業(前年比)
    ・日本信号(6741) 844億 441億(↓2.6%)
    ・京三製作所(6742) 673億 550億(↓2.4%)
    ・大同信号(6743) 176億 156億(↑2.1%)

    市況関連なので、設備投資の状況によって業績が上下。鉄道信号メーカーの注目ポイントは、安全、海外、非信号事業。

    まずは、安全。JR西日本(9021)の事故で、鉄道各社はATSの増設を検討しており、今後ATSの受注が増え、業績に寄与する可能性大。

    ATS設置計画
    ・JR(6社) 2099ヶ所
    ・大手私鉄 149ヶ所
    ・中小私鉄 152ヶ所

    次は、海外。中国を中心とするアジア地域へ信号システムを輸出し、海外に活路。最後に、非信号事業。鉄道信号メーカーの非信号事業は以下のとおり。

    非信号事業
    ・日本信号(6741) 自動改札機、パーキングシステム、ICタグ
    ・京三製作所(6742) 空港の離発着表示器、入退室ゲート
    ・大同信号(6743) パソコン周辺機器、消防はしご車制御

    売上高に占める非信号事業は、以下のとおり。

    企業名 売上高 非信号事業(前年比)
    ・日本信号(6741) 844億 403億(↑16.9%)
    ・京三製作所(6742) 673億 122億(↑14.7%)
    ・大同信号(6743) 176億 20億(↑3.2%)


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    10/13のオープニングベルのセクター分析は、リユース市場。

    リユース市場には、中古車、古本、中古のゲーム・家電などがあるが、ここでは、古本、中古のゲーム・家電にフォーカス。

    この市場の主なプレイヤー。

    主な上場企業
    ・テイツー(7610) 本、ゲーム、CD
    ・ハードオフコーポ(2674) 家電、ゲーム
    ・テンポスバスターズ(2751) 厨房機器
    ・コメ兵(2780) 宝飾、時計
    ・ブックオフコーポ(3313) 本、ゲーム、CD

    下のような、買い取りシステムの簡素化をすることによって、パートやアルバイトでも簡単に中古査定でき、それが急速な店舗展開を可能にした。

    リユース買い取りシステム
    ・ハードオフコーポ(2674) 10万件のデータベース、全国共通
    ・ブックオフコーポ(3313) 新刊定価の約1割、最低買取価格は10円

    リユース市場は、環境問題やリサイクル法などの観点から、有望な市場かと。


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    9/29のオープニングベルのセクター分析は、制御機器セクター。

    ここの業界の規模は6000億円。制御機器は様々な分野で使用されており、用途分野の内訳は以下のとおり。

    産業用 機器設備
    ・重電気機 197億円
    ・半導体製造装置 147億円
    ・ロボット機械 147億円
    ・工作機械 140億円
    ・自動車製造設備 136億円

    業務用 民生設備
    ・自動車部品 480億円
    ・アミューズメント機器 265億円
    ・通信機器 195億円
    ・ビジネス機器 77億円
    ・電子応用機器 65億円

    上に示したとおり、制御機器は、工作機器、半導体、自動車などに使用されているので、制御機器メーカーは、設備投資の状況、自動車の販売状況、半導体市況の動向などに左右される。

    そして以下は、主な制御機器メーカー。

    企業名 売上高(全体) 売上高(制御関連) *単位億円
    ・オムロン(6645) 6085 2503
    ・キーエンス(6861) 1394 1000
    ・和泉電気(6652) 296 259
    ・SUNX(6860) 204 126

    上の企業の中で、オムロン(6645)とキーエンス(6861)を細かく見てみる。まずは、オムロン(6645)。

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    オムロン(6645) セグメント別売上比率
    ・制御機器 41%
    ・公共システム 19%
    ・電子部品 17%
    ・車載電装品 11%
    ・健康機器 8%

    オムロン(6645)といえば、体重計とか体脂肪計とか健康機器のイメージがあるけど、制御機器が売上のほぼ半分を占めるとは意外な感じがした。

    そして次に、キーエンス(6861)。キーエンス(6861)は、製造部門をアウトソーシングすることによって、制御機器の需給の増減による工場の稼働率の増減というリスクを回避している。ここの会社は、企画・開発、営業・販売をし、製造は外注というビジネスモデルを採っている。いわゆる、工場を持たない経営。

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    9/15のオープニングベルのセクター分析は、医療機器業界。

    この業界の売上規模は、2兆3825億円。そして、医療機器の分野の内訳は以下のとおり。

    医療器具の分野ごと
    ・治療機器 10864億円
    ・診断機器 9017億円
    ・家庭用 3422億円
    ・歯科用 1522億円

    治療機器は、手術などに使用する用具を扱っている企業。主な企業は、次の3社。

    主な上場企業(治療機器)
    ・テルモ(4543) 心臓血管領域に強い
    ・オリンパス(7733) 内視鏡が収益基盤
    ・ニプロ(8086) 人工腎臓強い

    診断機器は、病気などを早期発見する機器を扱っている企業。診断装置には、X線画像診断装置、CT、PET、超音波、MRIなどがある。

    ここではX線画像診断装置にクローズアップして、その分野に強い企業群。

    主な上場企業(診断機器)
    ・日立メディコ(6910)
    ・浜松ホトニクス(6965)
    ・島津製作所(7701)
    ・アロカ(7704)

    この中で、浜松ホトニクス(6965)は、X線画像診断装置の部品を国内外問わず、供給しているメーカー。それ以外は、X線画像診断装置を製造している。

    そして、その分野の市場シェア。

    X線画像診断装置の市場シェア
    ・GE(GE) 41%
    ・シーメンス(SI) 26%
    ・フィリップス(PHG) 22%
    ・東芝メディカルシステムズ(未上場) 6%
    ・日立メディコ(6910) 3%
    ・島津製作所(7701)、アロカ(7704) 1%

    日立メディコ(6910)やアロカ(7704)は、GE(GE)などの上位メーカーと同じことをしており、ぱっとしないが、島津製作所(7701)は、画像診断装置のデジタル化(今まではフィルムを現像)やニッチな商品群を生産して、上位組と差別化しており有望。

    また、高齢社会の進んでいる日本で、高齢者の医療費負担の軽減という意味で、予防医学は不可欠であり、病気を早期発見する診断装置の分野は、今後要注意かも。

    でも、この分野は外資に持っていかれるんだろうなあ。

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