以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.売上・利益の大幅な増加
売上高が前年同期比15.1%増、営業利益が42.1%増、経常利益が40.8%増と、全体的に大幅な成長を遂げている点が評価できます。
特に営業利益の増加率が高く、効率的な経営が行われていることが伺えます。

2.多様な商品展開と顧客満足度の向上
季節限定メニューや期間限定メニューを積極的に展開し、多くの顧客から好評を得ている点が挙げられます。
これにより、顧客の満足度向上やリピート率の向上が期待できます。

3.販売促進策の充実
記念祭やアプリキャンペーン、SNSを活用した情報発信など、既存顧客の再来店促進や新規顧客の獲得に向けた取り組みが積極的に行われている点が評価できます。

4.店舗展開の拡大
壱角家や山下本気うどんなどの直営店やフランチャイズ店舗を新規出店し、事業拡大を図っている点がポジティブです。

https://gardengroup.co.jp/brand/ichikakuya/
IMG_0046_壱角家_埼大通り店

https://yamashita-honki-udon.com/shopinfo/
yamashita-honki-udon_ikebukuro-kitaguchi

5.財務状況の改善
純資産が297百万円増加し、利益剰余金が増加している点は、財務基盤の強化につながる良い兆候です。

悪い点
1.外部環境の不透明さ
世界情勢の悪化や原材料・エネルギー価格の高騰、円安の長期化など、外部環境の影響により先行きが不透明である点が懸念されます。

2.外食産業全体の厳しい状況
消費者の節約志向や物価上昇の影響で、外食産業全体が厳しい状況にあることが課題です。
これにより、今後の成長が制約される可能性があります。

3.店舗退店の発生
直営店1店舗、フランチャイズ9店舗が退店しており、特にフランチャイズ店舗の退店数が多い点が課題です。
フランチャイズ運営の安定性に課題がある可能性があります。

4.負債の増加要因
長期借入金が165百万円増加しており、財務リスクが増加している点が懸念されます。
特に、借入金の返済計画や資金繰りの管理が重要です。

5.新規顧客獲得の課題
SNSを活用した新規顧客獲得の取り組みが行われているものの、具体的な成果についての記載がなく、効果が十分に発揮されているか不透明です。

これらの点を考慮し、今後の投資戦略を検討することが重要です。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
274A ガーデン 飲食店「壱角家」「山下本気うどん」運営 外食関連 15.9倍 2.76% 60.6% 1.24倍 進捗率57.6%(2Q時点)




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