以下に、当四半期決算に関する良い点と悪い点を挙げます。



良い点
1.経営成績の好調
・当第1四半期連結累計期間において、売上高1,720,381千円、営業利益610,210千円、経常利益618,623千円、親会社株主に帰属する四半期純利益399,877千円と、全体的に堅調な業績を示している。
・特にコンサルティング事業では、売上高1,719,481千円、セグメント利益819,359千円と、事業の中心的な収益源として順調に拡大している。

https://kabutan.jp/disclosures/pdf/20241129/140120241125528461/
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2.経済環境の回復を活用
・社会経済活動の正常化やインバウンド需要の高まりを背景に、景気回復基調を捉えた事業展開が成功している。

3.積極的な投資
クラウドプロダクト事業において、23,691千円を投資し、新規プロダクトの開発を推進。新規顧客の獲得やサービス提供を開始するなど、将来の成長に向けた基盤を構築している。

4.財務の安定性
・総資産3,336,047千円、純資産2,338,954千円と、財務基盤が安定している。
・流動資産が流動負債を大きく上回っており、短期的な支払い能力が高い。

悪い点
1.クラウドプロダクト事業の赤字
・クラウドプロダクト事業において、売上高が900千円に留まり、セグメント損失(営業損失)が38,176千円と、現時点では収益化に課題がある。
・投資額に対して売上が低く、事業の収益性改善が必要。

2.国際情勢や為替変動のリスク
・混迷する国際情勢や急激な為替相場の変動による物価上昇など、外部環境の不透明さが依然として高い。
・これらの要因が今後の業績に悪影響を及ぼす可能性がある。

3.固定負債の存在
・固定負債として役員退職慰労引当金(56,721千円)や資産除去債務(45,260千円)が計上されており、将来的な支出負担が懸念される。

4.前年同期との比較が不可能
・前年同期の四半期連結財務諸表が作成されていないため、前年同期との比較分析が行えず、成長率や改善点の具体的な評価が難しい。

5.業績予想の不確実性
・業績予想は一定の前提に基づいて作成されているが、外部環境の変化により実際の業績が異なる可能性があると明記されており、将来の見通しに不確実性がある。

これらの点を考慮し、今後の投資戦略を検討することが重要です。

証券コード 社名 業種 関連銘柄 PER 配当利回り ROE PSR 進捗率
277A グロービング AIを活用したコンサルティングサービス 人工知能関連 23.6倍 0.00% 94.0% 8.04倍 進捗率28.2%(1Q時点)




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