Aさん: こんにちは、Bさん。今回の株式会社ディー・エル・イーの2025年3月期決算について話しましょう。
Bさん: そうですね。まず、売上高が前年同期比で16.0%増の1,978百万となったのは良いニュースですね。
Aさん: 確かに。しかし、営業利益は489百万円の損失で、親会社株主に帰属する当期純損失は728百万円に達しています。この点は悪いところですね。
Bさん: なるほど。企業が成長している一方で、利益が出ていないのは問題ですね。特に、投資事業での有価証券運用損や関係会社株式評価損が影響を与えています。
Aさん: そうです。また、自己資本比率も前年の77.3%から68.7%に下がっているのも気になります。これは財務状況に不安を感じさせます。
Bさん: 一方で、アニメーションやキャラクターコンテンツの需要が高く、推し活など新たな消費動向に支えられているのはポジティブな側面ですね。
Aさん: ええ、この市場の伸びは企業にとってチャンスです。AI技術の導入も進めるようなので、制作効率の向上が期待できます。
Bさん: それに、今後は自社IPの価値向上やK-POPアーティストプロデュースなど新規コンテンツの開発を計画しているようです。これが成功すれば、収益率の改善も見込めそうですね。
Aさん: ただ、営業損失やキャッシュフローの赤字が続いていることは懸念材料です。特に、継続企業の前提に疑義が生じている点が心配ですね。
Bさん: そうですね。投資対象としては、短期的な収益回復が難しそうです。中長期的には成長の可能性もあるでしょうが、慎重に判断した方が良いでしょう。
Aさん: 結論としては、成長市場にいるものの、現在の財務状況や利益率の悪化がネック。リスクを考慮すると、投資は慎重に行うべきですね。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 3686 | ディー・エル・イー | 著作権ビジネス | アニメ関連 | 16.7倍 | 0.00% | 0.00% | 2.96倍 | 進捗率-%(4Q時点・赤字縮小) |




