Aさん「任天堂の2025年3月期決算は売上高1.16兆円(前年比▲30.3%)、営業利益2,825億円(同▲46.6%)と減収減益ですが、これは前年の『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』の特大ヒットの反動です。注目すべきはNintendo Switch 2の発表!2025年6月発売で『マリオカート ワールド』など新作も控え、次期売上高予想は1.9兆円(+63.1%)とV字回復が見込めます。さらに、自己資本比率80.2%、現金1.4兆円の超健全財務も魅力。配当も120円(配当性向50%)と安定していますよ!」
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Bさん「確かに新ハードの期待は大きいですが、現状の業績悪化は無視できません。Nintendo Switchの販売台数1,080万台(▲31.2%)、ソフト販売1.55億本(▲22.2%)とハード末期の減速が顕著です。さらに、**モバイル/IP収入676億円(▲27%)**と映画『マリオ』の効果も一巡。新ハードの初期供給量やソフトラインナップ次第では、予想通りに回復しないリスクもあります。」
Aさん「確かに短期的な課題はありますが、任天堂の強みは過去作のロングセールスです!『マリオカート8 デラックス』が累計6,820万本、今期も623万本販売と持続力抜群。新ハードで過去作のリマスターも投入予定です。さらに、為替ヘッジで円安メリットもあり、次期営業利益予想3,200億円(+13.3%)は堅実な目標です。」
Bさん「懸念点は新ハードの価格戦略です。高性能化で製造コストが上がり、4万円超えなら消費者の手が届きにくい。また、ソフトの販売本数目標1.8億本は、新作の成否に依存します。さらに、米国関税(2025年4月時点で10%)が続けば、利益圧迫も無視できません。」
Aさん「短期的な株価上昇の材料は十分(新ハード発表効果)。ただし、本格的な業績回復は2025年12月期以降と見るべき。新ハードの初動販売やソフト戦略を注視しつつ、中長期投資として分散ポートフォリオに組み込むのが現実的でしょう。現時点では、業績予想達成を待ってから追加投資を検討する『待ち姿勢』が無難です。」
証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
7974 | 任天堂 | ゲーム機メーカー | ゲーム関連 | 51.8倍 | 0.97% | 20.1% | 9.33倍 | 進捗率88.5%(4Q時点) |

マリオカート ワールド
