Aさん: おはよう、Bさん。地盤ネットホールディングスの第2四半期決算について話しましょう。良かった点と悪かった点を整理してみたいです。
Bさん: おはよう、Aさん。まず良い点ですが、売上高が1,538百万円で前年同期比72.6%の増加ですね。これはかなりの成長です。
Aさん: そうですね。特に「地盤事業」が92.4%の増加を見せたのが大きいです。ハウスワランティ社との統合が功を奏して、顧客数の増加に寄与したようです。
Bさん: ただ、その一方で営業利益は6百万円で前年同期比14.5%減、経常利益も4百万円で62.7%減少していますね。これに加えて親会社株主に帰属する純損失も16百万円と、厳しい結果となっています。
Aさん: 確かに。統合準備やシステム整備にかかる先行的な費用が影響しているようです。このような投資が中長期的には収益基盤を強化するとはいえ、即効性は薄いですね。
Bさん: 財政状態も気になりますが、純資産は1,224百万円で自己資本比率は61.1%ですが、流動負債が460百万円と増加していて、これもリスク要因かもしれません。
Aさん: その通りです。それに、BIMソリューション事業の売上高は前年同期比で16.9%減少。市場の需要には慎重な様子が見られます。このセグメントが利益を持続的に後押しできるかどうかも不安材料です。
Bさん: そうですね。業界全体として新設住宅着工戸数が減少傾向にある中、地盤事業の成長がこの先も続くのか注視する必要があります。
Aさん: 最終的に、地盤ネットは成長分野に取り組んでいるものの、短期的には投資や設備の影響が大きい状況ですね。株主還元の見込みも厳しいですし、評価対象としては難しい局面です。
Bさん: 投資対象としては、中長期的な視点が必要ですね。成長に向けた基盤が整いつつあるものの、リスク管理が十分でないと感じます。総じて、現段階では様子見が賢明かもしれません。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 6072 | 地盤ネットHD | 地盤解析サービス | 液状化対策関連 | 388.8倍 | 0.00% | 6.04% | 2.15倍 | 進捗率14.3%(2Q時点) |




