Aさん: 平和不動産の第1四半期決算、どうだった?
Bさん: 売上高が前年同期比24.0%増の13,123百万円で、営業利益も16.1%増の3,438百万円に達しているよ。全体としては成長しているね。
Aさん: それはいいね。ただ、純利益の伸びは7.9%にとどまっているね。どうしてそんなに縮小しているの?
Bさん: 主な理由は、法人税が増加しているためだね。法人税等が前年同期比で大幅に増えて、2,258百万円の純利益となっている。税負担が利益の成長を抑えているんだ。
Aさん: 確かに、増収にもかかわらず税負担が厳しい影響が出ているんだね。他に気になる点はあるの?
Bさん: 自己資本比率が27.7%と少し低下しているのも気になるね。ただ、全体の純資産は増加しており、安定した財政基盤は保たれている印象。
Aさん: なるほど、売上増にもかかわらず、コストや税金の影響で純利益の伸びが物足りないのか。配当についてはどう?
Bさん: 2026年度の配当予想は88円となっていて、前年よりは減少しているが、安定した配当を続けられているのは評価できる。ただ、分割後の数値なので注意が必要だね。
Aさん: 総じて見るとどうなるかな? 投資対象としてはどう?
Bさん: 短期的には利益成長が鈍化しているものの、業績自体は順調だし、今後の成長ポテンシャルもあると思う。ただし、税負担や自己資本比率の低下はリスク要因なので、中長期的に見ると選択肢としては十分かもしれないね。慎重な投資判断が求められそうだ。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 8803 | 平和不動産 | 東証の大家さん | 含み資産関連 | 15.6倍 | 3.87% | 7.85% | 4.21倍 | 進捗率26.6%(1Q時点) |



