ノーインベストメント・ノーライフ


株ときどき雑記
ライブドアショックあたりから株式投資をスタートした個人投資家
紆余曲折を経て高配当銘柄投資にたどり着く
売買は4年に1度ぐらい

    タグ:橘玲

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    今回は『貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』の紹介。

    マイクロ法人についてのノウハウが詰まった本です。

    概要
    ・マイクロ法人を解説
    ・税金本の裏技が使用不可に
    ・副業解禁で税金や会計の知識が重要


    マイクロ法人を中心に会計・税務などについて言及されている
    米国ではマイクロ法人が流行している。
    米国で流行ったものは日本でも遅れて流行る傾向にあります。
    だからマイクロ法人について知っておいたほうが良いと説明。

    税金本は出版されると掲載された裏技が使えなくなる。





    『無税生活』などが出版された後、簡単に個人が事業を設立することは難しくなったようです。
    この本は出版されたのが2009年です。
    『無税生活』と同様、税務署にチェックされている可能性があります。
    そのため利用できなくなった裏技が少なからずあると思われます。
    証拠に「この本に書かれたことを実行しても出版社と著者は責任を負いません」と最後に書かれているw



    日本においても副業が解禁されました。
    副業をしている人の中でも、才能がある人は事業として軌道にのるケースがあると考えられます。
    その時に税金や会計の基礎知識は必須になってきます。
    使用できない裏技があるとはいえ、基礎知識として読んでおいても損はないです。



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    本日は『言ってはいけない中国の真実』の紹介。

    この本は以前紹介した『橘玲の中国私論』に、「超未来世界」へ向かう中国の13章を追記している。



    なので今回は13章にフォーカスして要約を書くことにします。

    概要
    ・グーグルなどの外資規制
    ・電子決済社会
    ・監視社会体制の強化


    グーグルなどの外資規制し外部情報をシャットアウト。
    それにより独裁政権を維持。
    その副産物として、中国版グーグルのバイドゥ等、独自のネット企業も多数誕生。

    中国はニセ札が横行する社会でした。
    それが電子決算社会が進む原動力となりました。
    飲食店で注文から精算まですべてスマホで出来てしまう。
    あの決済システムは便利そうですよね。



    国民を監視カメラで管理する社会を強化しているようです。
    グーグルなどの外資規制と同じく、これも独裁政権キープのため。
    中国国民はよく我慢できるなと感心します。
    どこかで国民感情が爆発して、中国が維持できなくなるような気はします。
    ソビエト連邦が15か国に分裂したように、省がいくつかに分裂するんじゃないでしょうか。



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    本日は「橘玲の中国私論」の紹介。

    橘玲独自の切り口で中国論が進んでいく書籍。

    概要
    ・中国の概観が把握できる本。
    ・これを読んで私が感じた中国概観
    ・中国10大鬼城観光


    タイトルのとおり、橘玲の主観が入った中国論が展開されている。
    主観が入ったとは言え、中国共産党員が監修した書籍よりはマシだと思いますw
    中国共産党員が介在していない。
    そのため真実に近いのかなと感じます。

    これを読んで私が感じた中国概観は以下のとおり。

    ・公務員が無敵の国
    ・グワシンという縁故社会が色濃い
    ・少数民族のほうが漢民族よりむしろ優遇されている社会
    ・当局が金利を低く抑え込み、それがシャドーバンクを生み出している

    この中で恐ろしいと思ったのはシャドーバンクです。
    当局が金利を低く抑え込むと、資金を貸せない会社が発生します。
    資金を貸せない会社に融通するのがシャドーバンクの役目になります。
    シャドーバンクが貸す会社には、優良会社もあれば、カスみたいな会社もあります。
    それを混ぜこぜにして10%以上の債権として、銀行で売り出しているみたいです。
    これ絶対ヤバいでしょwww




    中国10大鬼城観光という巻頭カラーで開始。
    廃墟マニアの必読書?と見間違えたかと思いました。
    中国は計画経済で高層アパートを建設。
    計画通りに住人が集まらずゴーストタウンになっている地域が数多くあるみたいです。
    廃墟マニアが読んでも損のない仕様にもなっている。
    私もこれを見て中国に、ちょっと行ってみたくなりました。



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    専業主婦は2億円損をする
    橘玲
    マガジンハウス
    2017-11-17


    人工知能の発達により、男の強みの「システム化能力」「空間把握力」系の仕事は無くなり、女性の強みの「共感能力」「言語能力」系の仕事が残り、女性の職場での価値が上がるのに、なんで専業主婦になんてなるの?と問題提起をしている。

    専業主婦だと旦那さんに養ってもらう立場で、対等ではなくものごとを強く言えない。旦那さんと対等な立場でいるためには、仕事を持って自立していたほうがいいかなと個人的に思います。

    まあ、2億円損するは言い過ぎですけどw

    海外の制度との相違を比較しながら、日本の制度を分かりやすく書いてあり、それに基づいた提案も行っている。その中で、興味深く思った日本のシステムは以下のとおり。

    ・日本の場合、高卒の男性でも、大卒の男性と同じように出世でき、意外と実力社会。

    ・子持ち家庭の場合、離婚しシングルマザーになって苦しむより、旦那が死んで遺族年金をもらう方が得なため、なかなか離婚に踏み切れない。


    「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と言いますし、自分がどう生きていくか考えるためには、日本の仕組みを知っていた方が対策を立てやすい。そのためにも一読しても良いと思います。

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