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01/09に、IGポートの第2四半期決算が発表された。

平成21年5月期 第2四半期決算短信
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120090109058184.pdf

IGポート(3791)
映画・テレビ・DVD等向けアニメ制作と版権収入が主柱。07年末コミック出版社を子会社化(ヤフーファイナンスより)

注目理由
趣味みたいなもの。

損益計算書
売上高 36.00億(前年26.88億)
営業利益 △0.05億(前年1.18億)
経常利益 0億(前年1.42億)
純利益 △0.54億(前年0.35億)

貸借対照表
総資産 65.54億(前年72.49億)
純資産 42.60億(前年43.56億)
自己資本比率 65.0%(前年60.1%)

キャッシュフロー計算書
営業CF 7.17億(前年 2.07億)
投資CF △3.30億(前年 △3.36億) 
財務CF △1.43億(前年 △0.23億)
現金 23.49億(前回 21.04億)

増収減益
売上原価、販管費ともに増加。(損益計算書より)

・売上増加要因 ブルーレイディスク市場の拡大によりクオリティーの高いアニメがブルーレイディスクとして販売されること、ビデオ・オン・デマンドサービスやモバイル配信が急伸(文中より)

・利益減少要因 出版産業は市場規模が縮小傾向、版権事業の下振れリスク(文中より)

営業利益<経常利益
受取賃貸料などの営業外収益の増加。(損益計算書より)

総資産の減少
売掛金、前渡金が減少したため。(貸借対照表より)

主な要因は現金及び預金が244,320千円、仕掛品が83,070千円増加し、一方、売掛金が556,714千円、前渡金が321,361千円減少したことによるものであります。(文中より)

純資産の減少
利益剰余金が減少したため。(貸借対照表より)

純資産につきましては、四半期純損失の計上及び自己株式の取得により、前連結会計年度末に比べ96,550千円減少して4,260,193千円となりました。(文中より)

まとめ
予想連結PER45.91倍、予想配当利回り0.42%、PBR0.52倍(09/01/09現在)

増収減益で、ムダの増えた会社。通期予想は、74.00億。単純計算すると、36.00÷2×4=72.00億で、誤差の範囲か?!

映像制作事業は増収増益で好調だが、版権事業は減収減益で、それが足を引っ張っている。これは、景気後退によって、手軽に済ませる娯楽としてアニメが楽しまれている一方、景気後退が、作品としての資産価値を低下させていること、を証明している。

IGポートが手がけた作品
「かのこん」って、IGポートが制作していたんだね。ちょっと、びっくりデス。このアニメ、エロくてバカバカしくて結構好きでした。そういえば、これ見て毎回爆笑していたなあ。

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