Aさん:NexToneの2026年3月期第1四半期の決算が発表されましたが、どのような良い点があったのでしょうか?
Bさん:はい、NexToneの決算は好調でした。取扱高は101.2億円で前年同期比11.9%増、売上高は53.6億円で11.2%増加しています。また、営業利益は3.2億円で前年同期比46.7%増加しました。これは主力の著作権管理事業とDD事業がしっかりと成長している証拠ですね。
Aさん:確かに、全体としての成長が見られるのは良いニュースです。しかし、営業利益率はどうなっているのでしょうか?
Bさん:営業利益率は6.1%で、前年同期の4.6%から1.5ポイント改善しています。コスト管理の改善や収益増加が寄与しています。ただ、一方で販管費は前年比で5.3%増加しています。
Aさん:なるほど、それでは悪い点はありますか?
Bさん:著作権管理事業では、前期にあった特殊要因としての遡及徴収が影響しているものの、全体的には安定した成長を見せています。ただし、音楽配信事業はわずかに減収しており、今後の市場変動による影響が懸念されます。
Aさん:そういう意味では、特に音楽配信事業が今後も成長するかどうかが鍵になりそうですね。今後のビジョンや計画についてはどうですか?
Bさん:NexToneは中期的な計画として、2028年3月期には296億円以上の売上高を目指しています。特に著作権管理とDD事業の成長に力を入れ、新規サービスや市場開拓を進める方針です。
Aさん:それを踏まえると、NexToneはどのような投資対象だと考えますか?
Bさん:全体的には順調な成長が続いており、ビジネスモデルも堅実ですが、音楽配信事業の市場の変動には注意が必要です。中長期的には成長性が期待されるため、投資対象としては魅力的ですが、リスク管理を怠らない方が良いでしょう。慎重に観察したい企業ですね。
| 証券コード | 社名 | 業種 | 関連銘柄 | PER | 配当利回り | ROE | PSR | 進捗率 |
| 7094 | NexTone | 音楽の著作権管理 | 音楽関連 | 15.9倍 | 1.02% | 15.7% | 1.00倍 | 進捗率18.0%(1Q時点) |




